夜更かしをしたから…夜中飲み歩いたから、風邪を引いた。そんなお話の時に「無理をして体力を落としたから風邪を引いたんだよ」なんていう説明がなされることが多いのですが、このことについては、決して間違いではないのですが、全ての原因が体力低下だけが問題とは限りません。
体力低下に関して、発生する感染症のことを日和見感染症と言いますが、一般的には、慢性疾患など長期にわたる闘病生活の中で起こる免疫不全状態が導き出す免疫不全状態の時に、身体の中の常在菌や外来の本来は感染症を起こすことのないウィルスなどが症状を呈するというものです。
通常の生活をしている中で、対象の無理をしたとしても、日和見感染症になることはよっぽどのことがない限りあり得ないと考えてよいかと思われる中で、日常生活の中で風邪を引いてしまうのは、疲れが根本原因とは言いにくいところがあります。
日頃の生活の中で無理をしていて、疲れがたまっているときに、特に身体の内部の常在菌が症状として風邪症状を出すことは、よほどのことと考えられる実情を考えると、無理をして風邪を引くという現象は、やはり外部からウィルスや細菌を受け取っていることはほぼ間違いがありません。
疲れからの風邪についても、実は、コロナと同じように感染予防対策を講じると感染しなくなり、風邪を引かなくなるというものです。
確かに、常在のヘルペスなどの症状はあるかもしれませんが鼻風邪やのど風邪といったものは、あくまで、外因子です。
日頃の生活の中で疲れがたまっていても、それだけで風邪を引くことはありません。すなわち、風邪にかからないためには、疲れ対策以上に感染防御対策をしていくのがとても重要になるでしょう。感染防御対策をしていれば、体力が低下して、症状のでにくい風邪ウィルスからも防げるため、風邪にかかりやすい状況も防げることになります。
コロナとインフルエンザ、爆増中の現在ですが、やはり感染防御は引き続きのオススメとなります。