ごまウシの耳には、最近このタイトルの言葉が入るようになってきました。みなさん、フルロナ聞いたことありますか?
最初に解説をしますと、これは、インフルエンザとコロナウィルス感染に同時感染したことを指します。
ごまウシがちらほらと耳にするようになったのは、年末頃でしょうか。既に医師会などでは、警戒しているのですが、実際に、そのような患者さんに遭遇していなかった地方において年末に1件報告を耳にする事になりました。
その頃も既に新型コロナウィルス感染症の陽性者の報告が増えてきては今したが、1月に入ってから爆増中です。厚労省の報告とは、まるで一致しない勢いで増えているように見受けられます。近隣のクリニックでは、1件のクリニックでも当たり前のように10人程度の陽性者を報告していますし、休日診療所においては、100人弱の報告をしていました。あくまで、地方の人口5万人程度の地域でのお話です。
そのような中、インフルエンザについては、ぽつり…ぽつり…であった報告が、最近ではちらほらという形になり、そして、あのフルロナがぽつり、ぽつりと認められるようになってきました。
フルロナは、今までのコロナウィルスやインフルエンザと同じように考えてはちょっとまずいかもしれません。もちろん、新型コロナウィルスは、最近、軽症化しつつあるのはいいのですが、インフルエンザについては、久しぶりの流行です。そして、インフルエンザは、風邪ウィルスと異なり、昔から、特別扱いされているとおり、症状は格段に重たいのです。それが、久しぶりに流行しつつあるわけですから、症状も強く出やすくなっています。
今流行のインフルエンザは、いつもはやる、H5型と耳にしていますが、唯一幸いなのは、劇症型のH7型では決してないという事です。ただし、されどインフルエンザです。最近ではきちんとした治療薬が存在するとは言っても油断できません。
このインフルエンザとコロナウィルスとが合併するわけですので、当然症状が重たくなります。わかりやすいように説明すれば、両方の症状が同時に出ると考えてよいでしょう。
具体的にお話しすれば、新型コロナウィルス感染症は、現在のオミクロン株の情報であれば、発熱の度合いはだいぶ減ってきたものの、咽頭痛がかなり目立ち、咳と鼻づまりが主たる症状で、味覚障害は最近は目立ちにくくなっているようですが、倦怠感が強いというものでした。普通の風邪のように見えているものの、やはり倦怠感は風邪の割には目立つという特徴があるようです。
その症状のインフルエンザを足し合わせてみると、ゾッとするようなものになることは十分おわかりかと思います。
すなわち、インフルエンザの症状としての頭痛や関節痛、もちろん、咽頭痛や咳なども増強し、そしてインフルエンザに特徴としての高熱が加わるわけです。
最近では電車の中でもマスクを緩めている方やそもそも、マスク自体を装着していない方を目にするようになりましたが、新型コロナウィルスに対しては、このくらいの油断や甘さは致し方ないと思える部分もあり、そのくらいの寛容さが最終的にポストコロナにおける生活スタイ理を書いて期するためにはどうしても必要になることと思います。
しかし、その寛容さの中にもメリハリをつけていく必要があると思います。今はインフルエンザがはやり始めているときです。自らを守る意味が主観的には一番重要と考えてよいと思います。周りに移さないようにと言う考え方を主においてもそれを受容していてもなかなか行動に移せないのが世の中です。先ずは、自分がインフルエンザにならないスタイルを徹してみることが重要と思います。
ぜひ、この冬の二つのウィルス採択を徹底してみて下さい。