みなさんは、野菜を具体的に10個速やかに挙げられますか?
これは、長谷川式簡易知能スケールという認知症の検査で登場する質問になります。実際のところ、認知症になり始めるところで、自ら出力できる語彙数の減少という事が発生します。
自ら出力できる語彙数が減少すると会話の中で具体的な話をするのが難しくなり、とにかく抽象的な会話になってしまいます。
例えば…
好きな食べ物は?
と言う質問に対して、具体的な語彙の出力が出来なくなると
「何でも食べる」
などと言った回答になってしまうことが多くなります。
家族で、最近発言が曖昧になってきたなぁ…?
ってなってきたら要注意ですね。
ちなみに、日頃から、具体的な語彙をたくさん出力できるようにトレーニングされている場合、具体性のない会話になるまでに時間差が発生するようになり、実質認知症の症状発現までに時間がかかるようになります。
日頃の生活の中では、具体的な名詞などを使うようにすると、発症を遅らせることが出来るかもしれませんね。