ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。

認知症

運動が認知機能の改善につながるか?

年齢を重ねていくと、徐々に認知機能が低下する事を加齢に伴った認知機能低下と言っていますが、加齢現象であるにもかかわらず、検査場は認知症となってしまうことも多々あります。 また、アルツハイマー型認知症などのように、いわゆる病気としての認知症の…

転倒

私たち、高齢者の方の入院などを対応をしていると、この言葉でいつも悩むことがあります。 年齢を重ねていくと、筋力の低下、平衡感覚のブレから、バランスが悪くなり転びやすくなることに加え、反射神経の低下から、とっさの動作ができなくなると言うことで…

認知症予防講演会

オミクロン株が世の中を賑わしている合間を縫って、認知症予防教室での登壇を続けているわけですが…。さて、活動制限がいつ始まるか…第6波の増加の勢いの激しさに恐怖すら感じているところです。 さて、認知症予防教室は、同時並行で5カ所くらいで進めている…

側頭葉内側部

昨日も、近隣のまちでの認知症予防教室のミニレクチャーとしての講演をしてきました。なかなか楽しい時間を過ごすことができました。オミクロン株の流行が危惧されている中なので、これからも続けられるか、またまた心配になってきていますが、有意義な時間…

5年後を見据えたケアプラン

認知症ケアにおける、グループワークを含めた勉強会でよく話題になるテーマです。認知症の方に限らず、高齢者の独居の方などを想定した事例を通して、5年後を見据えて今の時点からの対策などを講じていくというものです。 例えば、一つの事例としては、夫に…

久しぶりの認知症予防教室

昨日は、午前中に外来で診察を少ししてから、職員のお迎えの車に乗り、公民館に行って認知症予防教室の疾患教育と言われる部分のお話をしてきました。 この地域は、ありがたいことに私の話し方を来にっていただけたのもあり、前々から、是非是非と言ってもら…

想像するだけでもストレスフルな認知症

認知症自体もとても本人にはストレスを感じる病態ではありますが、その中でも、さらに、強いストレスを感じると考えられる認知症について、今回はご紹介したいと思います。 まずは、症状について、あくまで、似たような体験という形で例を挙げると次のような…

久しぶりの対面講演

緊急事態宣言も解除され、地域での集って行うイベントも徐々に出来るようになりました。 本来は、緊急事態宣言が出ているからと行って、自粛してはいけないと考えられていた、認知症予防(進行予防)の支援活動でしたが、やはり、集めて取り組むことでもあり…

認知症診療における薬物療法の注意点

認知症の薬物療法と言えば、登場する薬剤は、現在のところ保険診療で認知症の病名で使用できる薬剤は、アルツハイマー型認知症に対する治療薬とレビー小体型認知症に対する治療薬で、現実的には、アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症の合併型を想定…

歩き方は脳みその健康度を示す

このお話については、聞いたことがある人が多いと思いますが、歩き方については、先日お話しした転び方にもつながりますが、脳みその健康の度合いを示していると言っても過言ではありません。 まずよく言われていることとしては歩くスピードになります。もち…

転び方に要注意

子供の頃、豪快に転んで、膝をすりむいた思い出は、誰でもあるのではないかと思います。私自身も、転んだ経験はもちろんありますが、最後に転んだのは、小学校の時が最後でしょうか。スポーツなどは除き、普段の生活の中で転ぶことと言うのは、よっぽどのこ…

うつ状態は、脳をダメにする

うつ病という病気があるのはみなさんご存じだと思います。細かいお話はともかくとして、うつ病やうつ状態という状態は、一般的に認識されているとおり、気分が沈んで暗くなる病気という事になります。これが脳をダメにするという事は、以前から指摘されてい…

超高齢者の方へのお手伝いの頼み方

どなたでもそうですが、80歳を超え、特に80代の後半にさしかかる頃から、たとえ認知症という雰囲気がないにしても、さすがに、日常的な活動の動作が鈍くなり、そして、失敗も増えてくることもあり、物事の能率性が著しく低下してきます。 例えば、80代後半の…

要注意の探し物

探し物は、誰でも経験はあるはずです。しかし、この探し物が増えること自体が認知症の初期症状として注目されているものでもあるため、ありふれた出来事であっても、私たちは注意深く精査することをしていたりします。探し物はものをなくすことでもあります…

時刻表的生活習慣

私は、定時に仕事が終わったときには、決まった電車に乗り、そして、決まった電車に乗り換えて、いつも同じ時間にある駅に到着し、そこから、徒歩5分ほど(確認していませんがほぼ同じ時間かけて)でフィットネスクラブに入り、そして、同じようなタイミング…

せん妄は原因があって発生します

最近、さすがに過去に何を書いたかを思い出せなくなりつつありますが、せん妄については、触れたことがなかったことに気づきました。せん妄は、総合病院では日常的に発生する現象ではありますが、自宅で生活する中で、発生することもありますので、せん妄に…

徘徊は、五里霧中の世界

日常の診療の中では、徘徊患者さんをよく見かけるわけですが、実際に街中を徘徊しているご老人を目にしたことはありません。先日は外来で家族から、幹線道路の中央分離帯を歩いているところを発見して、連れ戻したと報告いただきました。どれくらいの時間中…

殿様商売はそろそろ辞めませんか?

とある方から、質問がありました。「○○という薬は、潰してしまったりしますか?」というものでした。その方は、ある介護施設でお仕事をされている方ですが、とても入所の方のことを考えてお世話をされている方で、とてもすばらしいと考えのおもちの方ですが…

森林浴と認知症予防

昨日までの星の話しからガラッと変わりまして、地球に下りてきて森林浴についてのお話をさせていただきます。森林浴と言っても、森林に突然入って、雰囲気を味わうというシンプルなお話ではありません。森林浴をするためには、まずは入山することから始まり…

終活専門家が認知症予防活動

終活専門家といえば、もちろん葬儀屋さんです。葬儀屋さんは、終活の一つの流れとして、葬儀をどのように執り行うかを専門としているわけですが、生きているときから会員登録をして、その準備を進めることが今どきの葬儀屋さんの流れかと思います。 このよう…

認知症予防学会に参加をして

6月24日より26日までの間、ハイブリッド形式での認知症予防学会が開催されました。オンライン開催とは異なり、実際の会場でも学会が開かれているので、どちらに参加しても良いという事になります。新型コロナ感染症によって各種学会は、このような形に大きく…

認知症予防教室

今日は久しぶりに認知症予防教室における認知症レクチャーをしてきました。認知症予防教室は、私たち病院側のスタッフとともに、場所と広報を担当する行政担当者とのコラボレートで近隣の自治体の公民館を会場として行っているもので、シリーズで行っていま…

脳みそに届く物質

最近、医療機器を使った事業についての話しをしていることがありますが、その中で、時々話題になるのが、「認知症に効く」と言った話題です。もちろん、学術的に明瞭に証明されていない、可能性のあるものと言う話題に限ることではありますが、合点できるも…

アルツハイマー型認知症治療薬の新しい幕開け、光と影

先日、およそ二日間ほど連日アルツハイマー型認知症の新しい治療薬が発売されたことが報道されていました。厳密に言えば、アメリカの健康保険局FDAが条件付きで製造承認を行ったという事が正式な報道です。…と言うことは日本ではまだまだ先のお話です。 現在…

最近認知症が良くなったんです。

今日は久しぶりの専門のお話。外来の診療を行っているときに、たまにご家族から、タイトルのようなお言葉をいただくことがあります。あれ!?特別お薬変えたりしていたわけでもないし、ご家族の本人への対応方法がレベルアップしたのかなと思いながら、良か…

敬意を以て受け入れる加齢ともなった認知機能低下

認知症と加齢に伴った認知機能低下は、一定の水準で違いがあります。認知症であれ、加齢現象であり、現役世代から見ると、様々な人生経験をして現在に至っている訳なので、大切に受容してあげる必要があると思います。ただし、私が人生の先輩のことを尊敬の…

お酒と認知症

今日はお酒のお話をさせていただこうと思います。実は、お酒に関しては、いろいろと論文も投稿されているのですが、統一された見解がないところが面白いです。しかしながら、お酒を飲むと認知症になるのではないかという話題は、日常的によく登場する話題で…

幻視は実はあれに似ているのです ---2---

さて、今日は昨日に引き続き幻視についてのお話をしたいと思いますが、これは事例の紹介になります。この事例に登場する患者さんやご家族の方々には、貴重な事例として、いろんな場面で個人情報を特定されない形でお話しさせていただくことを快諾いただいて…

幻視は実はあれに似ているのです ---1---

昨日は幻聴について触れてきました。私の経験ではやはり幻聴と言えば統合失調症の方に多い症状という印象が湧いてくるのですが、幻視については、同じ幻覚と言われる現象ながら、統合失調症のほうではなく他の疾患をイメージすることとなります。今回はこの…

バイリンガルは認知症の進行は遅いのか?

こんな感じの文献を目にしました。バイリンガルそのものがとてもうらやましい言葉でもありますが、それなりの努力が必要なもので、認知症そのものは、この脳を使うことを頑張っている人は、仮に発症をしたとしても、症状が顕在化するまでに相当時間かかる(…