熟練というほどではないのですが、ごまウシは、日常的に心電図を読み込んでいます。もちろん、健診のドクターや循環器などの日常的に心電図を読むことが当たり前としている分野と対等と言えるわけではありませんが、毎日とは言わないにしてもかなりの頻度で心電図を読んでいます。
心電図は、もちろん心電図計という機械で測定するわけですが、機械のほうで一定の読み込みをしてくれます。確かに、厳密に読み込むときには波形を測定して、それぞれに数値を出したり、計算して数値を算出するなどをして、波形の数値化をしていくわけですが、そういう数値化については、機械が得意にしているのは、言うまでもないことです。その数値化については、日増しに正確性が高まり、機械で数値化されたデータに基づいて、おおよその心電図の問題を指摘してくれたりするようになっていますが、かなり正確になっています。今の機械読みはその評価を前提として読み直してしまうくらい正確になっています。しかし、機械を鵜呑みにするわけにはいかないことがあり、やはり、過剰診断というものがあります。時々、機械判定を否定する作業をしていたりします。以前に比べれば、だいぶ信頼度は上がりましたが…。
このような考察が日常的に心電図を読み込んでいると登場してきます。ごまウシは果たして、機械の結果を否定するほどの実力があるのだろうかどうか…そのことを気にしながらも、機械読みに挑んでいる日々がありますね。以前には、AIが人の判断を凌駕するようになるようなところで、人の行う仕事を吸収し、人は、自分の幸せのために時間を注げるようになる、SF的な事柄を書いたことがありますが、心電図の読み込みを完全にAIに託すことができるようになれば、確かに、心電図に時間を注ぐ必要がなくなりますね(もちろんダブルチェックとしての確認は必要ですが)。
心電図は、このように機械での読み込みがかなり正確になってきています。ただ、まだまだなところはありますね。単純な検査でありながら、あいまいな結果が出るものについては、AIが苦手としえている部分と言えます。
ごまウシは知りませんが、心電図と同じ波関係の読み込みものに「脳波」というものがあります。こちらは、機械で読み込んであるものを見たことがありません。脳波は波形の中にノイズが多く入り込み、それが検査を受けている人の動きなどに影響するため、とてもあいまいです。そのため、動くたびごとに技師さんが、どんな動きをしたかを鉛筆などで波形に書き込みをしてくれたりしますが、それらを加味しながら判定をしたりします。そのいわゆるノイズが、脳波では転換に見えてしまったりすることもあったり…。
機械の技術が進化すれば、人の分析を凌駕するようになってくるはずですが、責任をすべて機械に押し当てるわけにはいかないのですが、機械の判定を安心して受け入れられるようになるという時代は果たしてやってくるのでしょうか?波形の読み込みは、リラックスして読み込むものではないため、かなり精神をすり減らすところがあり、やはり、機械読みを正確にしてもらえることを期待している今日この頃です。