ついに日中と夜間との時間が半々となりました。ごまウシが出勤する頃の時間帯が少しずつ暗くなってきました。最近では、まだ街灯が点灯している時が曇りの時などに出てくるようになりました。秋の夜長という言葉が似合うように、夕方については、ほぼ定刻に帰途についても自宅に着く頃には暗闇になってしまうようになりました。
さて、本日は、太陽の公転に関連したこの日照時間の変化に対して、実際の季節がかなりずれているお話をしたいと思います。
もちろん、このことについては、みなさん、感覚的に分かっていることではあるとは思います。そのずれについては、なんと2ヶ月となります。その2ヶ月のずれについて気温などの流れから振り返ってみましょう。
まず、始まりを冬としたいところですが、冬と言えば、冬至になります。12月下旬が最も昼の時間が短い時間となります。日照時間が短いという事は言い換えれば、太陽からの熱を一番受け取る時間が短いというものです。と言うことは、本来ならば、太陽から熱を一番受け取らない冬至の時期が最も寒い時期になるはずですよね。ところが…本当に寒いのは、2月という事になります。この時点で、およそ2ヶ月の時期のずれが始まっています。
そして、春分を迎えるわけですが、秋分と同じ条件で太陽は地上を暖めてくれるはずです。そのため、春分の気温と秋分の気温が同じになるはず…ですが、実際はいかがでしょう?
まだまだ、春分は寒いですよね。そして秋分は気温30度は普通にあり得る状況。そこで2ヶ月ずらしてみようと思います。5月と言うこととなれば、そろそろ半袖に替わるかな…と言った時期になります。さて、秋分から2ヶ月過ぎたところ、11月ですが、長袖に変わったところでしょうか。若干11月の方が寒いような感じもしますが、だいたい同じくらいと言えるでしょう。
そして、夏至が訪れます。ただし、気温については梅雨のまっただ中という事もありますが、高いことは高いけど、お盆頃よりは暑くありませんよね。お盆の頃はまさに夏至から2ヶ月近く経過したところと言う事になります。若干のずれはありますが、最も暑い時期は、この8月という事になりますね。
このように全体的には、日照時間と気温の流れとは概ね2ヶ月ほどの差がついているという事が分かってくるのではないかと思います。
これについては、地球の気候が必ずしも直射日光の熱量だけで定まっているわけではなく、いわゆる空気の対流現象、海水温などなどが関連しているため、すぐに温まったり、すぐに冷えてしまったりするわけではありません。
季節の変動が遅い分、全般的には気温の動きはまろやかになります。空気のない月では、マイナス100度誓い温度から数百度まで動いてしまいますので、空気の恩恵、水の恩恵を汲み取っているという事になりますね。
この心地よい環境に感謝をしながら、日々の自然環境に目を向けることもよいかもしれませんね。