最近は少しずつ日没の時間が早くなってきました。確かに、夏至から2ヶ月近く経過しており、そろそろ秋分…秋分の日は、およそ、昼と夜が半々になる日。と言うことは、概ね、日の出が6時ならば、日没が18時という感じになるという事。
ごまウシの帰宅時間がいくら定時であっても、夕暮れ時の帰宅になってしまう時期になってしまいました。そのうち、暗闇の帰宅になるかな…そう考えると少し寂しく感じてしまうところになりますが…。
さて、みなさんは、夕暮れがなぜ赤いのかご存じですか?また反対に朝日も赤いですね。
これについては、調べてくると出てくるのですが、空気が波長の高い光を吸収していることによると言われています。太陽が真上にあるときには、太陽の光は、真上の100km弱ほどの空気の層を貫いて届いているものですが、夕暮れになると、角度によっては数百kmを超えるほどの空気の層を貫くことになるため、青色系のひかりが弱くなり、赤色系のひかりが相対的に多くなるという現象が発生します。
結果としては、太陽の光は空気の層を分厚く通り過ぎれば、赤くなり、通り過ぎる空気の層が薄ければ、白っぽくなるというものです。
言い換えれば、飛行機などに乗って上空に向かえば向かうほど太陽の光はさらに白くなると言うものです。ただし、太陽そのもののひかりは、表面温度上、青色にはならないため、宇宙に到達しても、やはり白いままですが…。
さて、この太陽の光の青色成分がすり減らして、地上に届くのはいいのですが、果たして青色のひかり成分はどこに…?これが完全に吸収されているのであれば、熱に変換されていくわけですが、そこまで吸収されていないところが実際の空気。と言うことはこの青色は…?
そうです、その青色が空の色になっているというものです。だから、太陽が沈んだあとは、黒い夜空になるわけです(厳密にはダークグレーらしいですが)。そして、さらに地球の空気の層は、地上からみれば青ですが、宇宙からみてもやはり青…。
地球が青いというのは、そう…空気が青いこともあったりします。もちろん海の青さもありますが、空気の青さも地球の青さを強調しているのです。
夕暮れの赤と地球そのものの青さのコントラスト。地上を保護している空気のなせる技なのです。