この時期を書いている最中、まさに皆既月食がピークを迎えており、うっすらと赤っぽい満月がみえているところです。
皆既月食のお話は、昨年もあったような記憶がありますが、その時にも記事を書いたかもしれません。確かその時は、まだ病院の業務をしているところで、病院の苦情から写真を撮っていたような記憶があります。今回は、てくてくと歩いていたところでしたので、写真には収められませんでした。
皆既月食については、まだ、これからも見られる機会があるようですが、どうやら、ほぼ同時期に月に隠れる天王星というのがあり、天王星食なんて言うのが起こっているということで、これは、なんと322年に1回くらいしか起こらないということで、奇跡のようなイベントではありましたが、そもそも…天王星自体を肉眼で見えたかしら…と言った状況ですね。
皆既月食は、太陽の間にちょうど地球が挟まり、完全に太陽を隠したところで、突きがたいようからの直接の光を受けなくなる瞬間というものとなりますが、ところが、なぜか、その時にぼんやりと赤っぽくみえているわけです。
これについては、実は皆既日食の状況をイメージすると理解しやすいと思います。実際月面で、この状況の時には、地球が太陽を隠すという皆既日食が発生しているわけです。皆既日食の時の太陽の姿は、黒い太陽に周りに白いコロナが広がるといった情景になります。そのため、コロナの明かりで、真っ暗闇にはならないわけです。お昼とは異なりますが、夕方くらいの明るさになります。
すなわち、それだけのコロナの明かりが月を照らしているわけだから、その反射を見ているかいきげしょくを眺めている人間からすると、うっすらとみえる満月という事になりますよね。これが、あの赤っぽいぼんやりした満月を作り出している訳なんです。
しかし、なぜ赤っぽい?
これは、ごまウシの知識ではありませんが、類推では、地球は、太陽の青色の光線を吸収するため、青い星として外から見えている訳なのですが、それは言い換えると青系統の色を吸収しちゃっていることになるため、地球を通してみた太陽の光は残るスペクトルの赤系統という事になります。だから、赤っぽい色が月には降り注いでいるのではないかと…。
おそらく皆既日食の時に月の影を通してみた太陽のコロナの色と月にいて、地球の影を通してみたコロナの色とではだいぶ違う可能性がありますね。
さて、このごまウシの類推は正しいかどうかですが、いかがでしょうか?
いずれにしても、不思議なくらいの偶然の太陽と月と地球の位置づけ、この天文学上の偶然は、物理法則に基づいてできあがったということであっても、不思議なことですよね。やはり神々の存在を意識したくなりますね。
いや、神様はいることにしておく方が、ごまウシとしては死泡な感覚になれると思ったりします。みなさんはいかがでしょうか?