ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。インスタグラムも始めてみました。https://www.instagram.com/goma.ushi/

Dyson Sphere

 本日は、5月3日の憲法記念日という祭日に当たります。ゴールデンウィークのさなかではありますが、ごまウシはと言えば、お仕事をしております。休み返上。えらいでしょ!?

 なんて、自画自賛のようなスタートを切りましたが、いわゆる日直および当直業務というものです。ごまウシが宿直をしている病院は、幸いなことに、メインの救急指定病院ではなく関連病院であるため、外来での受け入れもなく、とても静かな宿直業務となります。マニュアル上は、ただ、待機をするだけではあるのですが、ごまウシは、ひとつの場所にとどまるのが苦手なので、フラフラと病棟を巡ることをしたりしていますが、あまり巡りすぎると、病棟で頑張っている看護師さんたちの邪魔をする事になるので、宿直のお部屋で待機する時間がたくさん出来てしまいます。そこで、iPadを持ち込んで映画でも…と思い、ごまウシ大好きな宇宙系の映画を楽しんでいました。

 

 以前にも触れたことがあるような気がしないでもないのですが、映画の内容は、Dyson Sphereと言われる、SFでは登場する人工物が舞台となっています。Dyson Sphereはもちろん決して掃除機ではありません。ダイソン球と日本語で訳しているものですが、人類があるいは人類以外の文明が高度に進化を遂げたときに、地球上のエネルギーでは足りなくなるため、直接太陽のような恒星からエネルギーを能率的に集めるために、恒星の周囲に建造物を作って取り囲み、恒星エネルギーを一網打尽にしてしまうというものです。

 このダイソン球で繰り広げられるAIコンピュータと人類との戦いのような映画がこの映画です。

eiga.com

 

 この映画は…やはり、ついこの前、紹介したことがあったような気がしてきましたが、月が実はダイソン球であったというところがお話の要となるわけですが、ここで登場するダイソン球は、大きな太陽のような恒星を取り囲んだ建造物ではなく、太陽サイズの恒星が、燃え尽きて、最後に核だけが残って、余熱をエネルギーとして放出している白色矮星を利用したダイソン球ですが、白色矮星は、サイズがとても小さいため、ある意味、恒星を包む建造物に比べれば、遙かに「現実的」な建造物になりそうです。

 

 この映画の内容については、実際に観て頂くことが大切かと想いますので、割愛致しますが、最近のごまウシの情報収集の中では、ダイソン球を作るための材料はどこから調達するのか…?なんて言うところを調べたりしてしまっていたりします。

 もちろん、そんな構造物ですので、大量の金属類を必要とするわけです。そんな中で注目されているのが、実は、この惑星だったりします。

Mercury

 悲しいかな、この惑星は、岩石の惑星であることは明らかですが、準惑星などにも似たようなものもあり、月とも区別がつきにくいという特徴ではありますが、太陽に最も近い水星に当たります。

 水星をまるごと使って太陽の周りにダイソン球を作る…なんていうお話がありますが、小さな水星をそこまで引き延ばせるだろうか…なんてごまウシは疑問に感じたりしているのですが、これが、白色矮星と言ったものになれば、極めて現実的になりそうに思ったりします。

 水星は、別に太陽に近いから注目されているというわけではありません。水星は構造的に密度が地球よりも非常に高く、高い理由としては、地球にも存在している金属核がなんと60%も占めていると言うことなんです。水星の60%が金属ですので、その資源を作れば、ダイソン球が作れるというものです。

 

 とてもロマンのあるお話ですが、ごまウシの人生の中で、このプロジェクトに遭遇することはないはずですが、将来的には、誰かさんが、水星をつかって、作り始めるかもしれません。

 

 映画というのは、様々な物思いを作ってくれるため、リフレッシュには最高のものですね。たまには映画を楽しむ時間をオススメ致します。