昨日は、オリオン座の実写画像を提示しました。
改めて、あれだけの写真が、普通にスマホで撮れることに驚きを隠せません。ただ、スマホ画面では…あまり分からなかったのですよね…。パソコンのような大画面でないと分からないのが悩ましいところですが…。
さて、このときに話題を振れました、赤色超巨星であるベテルギウスと青色超巨星であるリゲル。この巨星と言われるのはどれほどの巨星なのかというのは、みなさん耳にしたことはありますか?
巨星というのは、恐ろしいほどの大きさのものになります。感覚的には、全くつかみ所のない感じにはなるのですが、シミュレーションで見てみるのは一つと思います。
まずは、太陽系を見てみましょう
中心に輝くのが太陽ですが、その周りに軌道が描いてあるのが、太陽系の惑星達で、内側から3本目の青い軌道が地球になります。この太陽系の図を見て、太陽が点にしか見えませんが、冥王星くらいの位置から見ると、太陽はこのくらいにしか見えないという事になります。
さて、ここで、青色超巨星であるリゲルを太陽と置き換えてみたらどうでしょう?
ご覧の通りです。彗星の軌道は、リゲルの中に入り込みました。先ほどの太陽系の写真と同じくらいの位置から見ているのですが、太陽との大きさの差は、明白ですね。仮にこのままにしていると、一瞬にして地球は蒸発して消えてしまいます。そのくらいのエネルギーを放散しているようです。
さらに、太陽をベテルギウスに置き換えたらどうなるでしょう?もう想像はつくかもしれませんが…。
ここまで来ると、先ほどの位置からでは、ベテルギウス全体を見ることができなくなるため、さらに離れて見ているのですが、一番ベテルギウスに近い軌道を回っている星は、なんと木星となります。
言い換えると、ベテルギウスが太陽の位置にあると、火星まで星に飲み込まれてしまっていることになります。恐ろしい大きさです。
このベテルギウスは、近く超新星爆発をすると言われています。超新星爆発をした瞬間に、昼間でも見えるくらいの光で輝くというので、ぜひ見てみたいのですが、お目にかかるまでには、まだ数万年ほどかかるらしいので、現実的ではないようですね…。
最後に、太陽系と言うところは除いて、3つの星を並べてみたらどうでしょうか?
だいぶ離れて見ているので、それぞれが相対的に小さく見えていますが、青く光っているのがリゲルですが、その下にある白い点が太陽、そして、右側にあるのがベテルギウスです。
あれだけ大きい太陽が、点になるほどこの二つの星は大きいのですが、リゲルも大きいのですが、ベテルギウスの巨大さは、桁違いですね。
宇宙にはもちろん、もっともっと巨大な星というものは存在しますが、もう、感覚では感じられないほどの巨大さですね。
オリオン座のお話から、あらぬ方向に発展してしまいましたが、やはり、地球の上で生活をしているごまウシも含めて、地球の生き物は、宇宙の中では、一瞬のほとぼりであり、また、微塵にも見えない規模の存在であることが明らかですね。
色々と悩んでいても、こんな感じで微塵な事なのです。さらっと行きましょう