現在の地球は、もちろんながら太陽は一つだけの世界となります。当たり前のことですが、世の中は必ずしも当たり前ではないというのが宇宙まで広げれば、起こりうる現象ともいえます。
ごまウシの時々の息抜きである、宇宙へのロマンを駆り立てるソフトにシミュレーションソフトがあります。かっこいい表現で入っていますが、言い換えるとシミュレーションゲームといってよいでしょう。
太陽系には、自ら光を放つ太陽という恒星を中心に、8個の惑星が巡回しているという形をとっています。
その中で一番重たい星といわれているのが木星になります。木星は重たいといっても、太陽とは比べ物にならないくらい軽い星になり、自ら核融合反応を起こすほどの重さを持っていないため、自ら光輝くことができず、惑星という位置づけになります。
この木星がもし、約80倍ほどの重さを持った場合には、自ら核融合反応を起こし、赤色っぽい光を放ち始める恒星となります。
そうすると太陽系には、太陽とともに光る木星を持つ二重連星となります。
もちろん木星80個分の重さの恒星は、赤色矮星といいますが、とても暗い恒星になるため、現在の状況と若干軌道の影響はあるかもしれませんが、あまり変わらないのではないかといわれています。
これが、本格的な太陽並みの重さを持つようになった場合には、二重連星として、ふたつの太陽が昇る世界が地球に訪れることになります。気温なども上がってしまうため、生物が生活できる環境を保持できるかどうかは微妙ではありますが、ふたつの太陽が昇ったりする世界となります。
Space Engineでは、遠くの二重連星の恒星の中で、このような環境をシミュレーションした惑星を見つけることがときにあるため、このような惑星をピックアップし、そして、実際に地上ではどのような風景が広がっているかという想像図を見ることができます。
ふたつの太陽が日の出を迎え、なおかつ、リングを持つ惑星。
こんな朝日を眺める世界が、どこかの星では繰り広げられ、ごまウシたちとは似ても似つかぬ文明が、この朝日を眺めているかもしれませんね。
宇宙のロマンは果てしないものがあります。もちろん、地球の中での自然のロマンの場合は頑張れば直接見に行くこともできるでしょうけど、二重連星の夜明けは、現時点では、どんなに頑張っても見ることができません。
見ることができないからこそロマンですね。