ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。インスタグラムも始めてみました。https://www.instagram.com/goma.ushi/

木肌

 ごまウシが毎週のようにお伺いしているお宅には、サルスベリがあります。お盆後から初秋の時期には、可憐なピンクの花を咲かせています。

サルスベリ

 サルスベリの特徴は、なんといっても猿が滑るほどのすべすべの木肌という事でしょう。どのような樹木においても木肌はほとんどがゴツゴツしている中で、サルスベリはすべすべの木肌となっています。

 ごまウシは、その木肌に注目する前に、可憐なお花の方に目が行ってしまいましたので、あとで気付いたというものですが、お花もとても綺麗です。

サルスベリの花と実

サルスベリの花

 さて、サルスベリのようにすべすべの木肌の樹木は、他にないわけではないのですが、それぞれの木の種類によって木肌の模様が大きく異なります。

 そもそも木肌というのはどのような構造をしているのでしょう?

 正しいかどうか…調べることなく、ごまウシの観察から得られた情報を出してみようと思います。専門家の方もいらっしゃるかと思いますので、分析に誤りがあれば、ご指摘頂けますと幸いです。

 

 木肌は、樹木が生長するに従って、樹木の中心部分から外側に徐々に押しやられた木の組織が、木の直径が大きくなるに連れた引き延ばされて、ひび割れて露出していくものと理解をしています。このひび割れて露出していく流れの中で、既に木肌が固くなっていれば、もろく割れていくのですが、まだ柔らかい状態でひび割れていく場合は、皮がめくれるように剥がれていったりするのだと考えられます。

 例えば、桧などの樹木であれば、木肌は、ガチガチにかたまった木の組織であるため、ひび割れが複雑になり、日々も深く、固い焦げ茶色の木肌となると考えられます。

 一方で、杉の木などは、桧に比べれば、柔らかい組織なのでしょう、日々の入り方は薄く、また組織の構造の方向性か、縦に均等に近い形でひび割れているようになると考えられます。そして、サルスベリですが…これはとても柔らかい木肌なのでしょう。さらに言えば、剥がれやすい構造でもあるのでしょう。そのため、サルスベリの木肌は、つるつると皮がめくれていくような構造をしているように見えます。

 めくれた皮みたいなものが地面に落ちて利雰囲気はありませんが、にたようにすべすべの木にユーカリがありますけど、ユーカリはまさに皮がめくれるようなところが見受けられることがあります。

 

 豆知識と言うよりも、ごまウシのアセスメントですので、果たして正しいかどうか…などと思いながら、持論展開をしてみました。

 木の観察もまた深めていくと面白いものですね。