認知症予防教室では、日頃の生活の中で、とにかく脳を鍛えることをテーマとしてお話をしています。その中で、日頃の何気ない事柄においても、掘り下げて探求することと言うのがとても重要になります。
そこで、この日は、6月28日でしたが、この日がどのような日であったかという事を掘り下げてみたときのお話しをしたいと思います。
6月28日は「パフェの日」と言われているそうで、それだけを聞くとチョコレートパフェなどの事を思い浮かべるのですが、語源自体は、フランス語で言うパルフェという発音のものですが、チョコレートパフェなどは、このパルフェと言う言葉の発展系のようです。このパルフェの意味は、「完全;perfect」という意味で食べ物で言うパルフェはやはりそういう意味で使われているみたいで、フルーツなどを詰め込んだ完全なデザートという意味なのでしょうか…フランスのパルフェと日本のパフェとはだいぶ様相は違うようですが、確かに食べ物としては、完全なものと言えば田鹿にと思いました。
さて、パフェの日ですが、実のところは、食べ物のパフェではなく、その昔、日本のプロ野球で初めて完全試合を達成した日がこの6月28日だったので、それで野球界から名付けられた記念日だったようです。
そんな完全な日ではあるのですが、6月28日は実は、それどころではない、とても奥深い完全な日であったようです。
6月28日は、今年においては、一粒万倍日でかつ巳の日というラッキーな日であったという事もあるのですが、数学的にも特別な完全な日であったようです。これは特に1年に1日しかない完璧な日です。
それは、6も28も完全数と言われているものだからです。
完全数(perfect number)とは、以下のように定義されています。
その数字を除き、その他の約数を足していくとその数字になる。
定義を言葉で説明していくととてもわかりにくいので、具体的に説明します。
6は約数としては、1,2,3,6になりますが、6そのものを除いた約数は、1,2,3になります。それらを足し合わせると1+2+3=6となり、6そのものになります。
同じ事が28でも言えます。
28の約数は、1,2,4,7,14,28となり、28以外の数字を足していくと
1+2+4+7+14=28となり、合計が28そのものになります。
このような数字を完全数というわけですが、数字は無限にあるので、案外あるのではないかと追われがちなのですが、ピタゴラスの時代から言われ続けていた完全数、現在の数学の力を持っても、実は、4つしか見つかっていないのです(6,28,496,8128)。
無限にある中で4つしかない完全数の二つを日付に使っているのが6月28日。
認知症予防でのテーマの中の頭の体操としての話題にしては、あまりにも大きすぎるお話しかな…と思いながら、驚きと感動をごまウシは一人で加味していたりしました。