今回の認知症予防教室は、とても街自体は小さな面積のところで、地域包括支援センターのスタッフが、どこどこのだれだれさん、って言うのがすぐ分かるほどの近所づきあいの強いところで、教室参加者は友達同士で誘い合って参加されていました。
ごまウシが主役としてこの教室を開催しているわけではなく、理学療法士を軸として開催されており、リハビリテーションとしての運動療法を行ったのちに、ミニレクチャーを行う形で、動くことと学ぶこととを組み合わせた教室になっています。
今回の教室に限らず、多くの方が参加して頂いてもらえるのですが、以前にもチラリと触れていますが、悩ましいことがいつもあります。
それは、男性陣の参加が限りなく少ないということです。今回は男性参加はゼロということでみな女性の中で、行う形となりました。
男性陣がよく参加してくれる地域は、公民館の活動がとても活発なところが多いのですが、こちらの公民館は決して活動が小さいわけではないのですが、男性陣の参加は、ゼロという悩ましい結果となっていました。
もちろん、男性陣が不在であっても、教室は盛り上がり、楽しい時間となるのですが、やはり、ごまウシもそうですが、バランスよく取り組みたいと思うところではあります。
しかし、今回の教室は、裏の教室に多くの男性陣がおられることが確認できたのでちょっとホッとしたところがありました。
教室を行っている裏側で、ジャリジャリと、石が当たるような音が時々聞こえてきていたので、なんだろう??って思っていたのですが、ちらっと覗いてみると…なるほど…納得できるものがありました。
そうそう、そのお部屋では、男性陣が、真四角のテーブルを囲んで、石を並んで遊んでいました。いわゆる麻雀って言うものです。
認知症予防という概念は、エビデンスはなかなか構築できていませんが、少なくとも、脳の廃用を導かないような生活スタイルということがとても重要になるので、自宅にこもってぼんやりしているのが最もいけない事と言えますが、予防教室はまさに、家のこもらないということがテーマとなっています。
その中で、男性陣が多く参加されている麻雀をしている姿を見ると、男性陣も家にこもらず、きちんと外に出ているじゃないかとホッとすることが出来ました。
認知症予防教室と、裏で繰り広げられている、男性陣用の認知症予防教室。それはそれでよしだ
と、ごまウシは思いました。