ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。インスタグラムも始めてみました。https://www.instagram.com/goma.ushi/

新人研修

 新年度に入り、やはり初々しい方々が、綺麗なユニフォームに袖を通して活動をするようになってきています。そんな中古株達は、新人研修の講師役をやることになっていますが、その一役をごまウシも担っております。

 もちろんテーマについては、認知症についてとなります。精神科病院は、かつては一般的に言われている精神病という病気のケアに特化していたわけですが、現在では、もちろん一般的な精神科疾患もテーマではありますが、認知症に対する対応という事についても大きなウェイトを占めるようになってきています。

 現在の職場で、前面にせり出して活動しているのもこの認知症の分野ですので、みなが、きちんと認知症のケアを意識してもらってこそ、活動していても安心できるものです。ごまウシ一人の活動では、いい活動ができません。みなさんの活動があってこそのこと。むしろごまウシは裏方としての活動する方が良いように思ったりします。

 

 新人教育では、もちろん、認知症としての症状のお話もするのですが、やはりケアをするのは、認知症という疾患ではなく、その疾患でご苦労されているひとに対するケアであるという事を研修ではしっかり主張するようにしています。

 ごまウシとして現在の活動の主軸として考えていることは、「自分がもし…」あるいは、「自分の家族がもし…」と言ったときに、委ねてもらえるような支援をするという事が主たるテーマとなっています。そのための啓発活動であったり、ケアへのレクチャーであったり、そして外来診療であったりします。

 

 ごまウシ一人だけでは、日常的な支援は十分できません。みなで力を合わせて、みなで勝ち取る幸せを追求する。これが大切だとごまウシは考えているわけです。幸せは誰もが享受すべきもの、そして、幸せでなければならないと思うところです。

 

 ケアの真髄は、やはり、幸せになるための取り組みであろうとごまウシは考えています。そこを求めていくと、自ずとケアの動き方がおもてなしに変化をし、そしておもてなしの中で、上手なケアができるようになり、ケアする側も幸せでなければならないため、自然と笑顔になれるものではないかと思います。

 

 高齢者のケアだけでなく、人のお世話をしている時に、みなさんは幸せに思いながら、サービスを提供していますか?