みなさん、Wordと言えば、今ではワープロソフトの最も有名な定番ソフトになりましたのでご存じかと思います。本日は、懐かしいお話をしていこうと思いますが、当時を振り返ると、当時は、まだ、Wordよりも一太郎のほうが…と言う意見が多かった時代でもあります。今現在でも一太郎は存在するでしょうし、変換システムについては、ATOKが頑張っています。MSIMEではちょっとという意見は今でも耳にします。
それぞれの製品の講評をするわけではありませんので、本題に入りたいと思います。タイトルの通り、一時期、Wordにはイルカが住んでいました。ご存じでしたか?
そして、そのイルカは、5年から6年ほどWordに住み続け、そして姿を消してしまいました。現在は、その面影は見当たりません。
イルカが初めて登場したのは、Office 97になります。この画面は、その時の起動画面の一部です。今まで無機質な白い画面だけだったところに突然動くイルカが現れたのでびっくりしました。Word 95という前のバージョンには存在しませんでした。
因みに、このいるかは、設定によっては、秘書みたいな女性から、ワンちゃん、芸術的な猫であったりと複数種類のキャラクターに変えることができました。
これはアシスタントと言っており、このいるかをクリックすると上に吹き出しが現れて、分からないことを入力すると答えてくれるものでした。当時のヘルプの目次を探っていくものからするととてもビジュアルなもので革命的であったように記憶しています。
ただし…文書を書いていると、ちょっと邪魔だったんですよね。
これが、いつしか、Windowsのヘルプシステムにも入るようになりましたが、そのうち、2003年頃には姿を消してしまったように記憶しています。ちなみに、Office 2000ではこのいるかは動きがさらに滑らかになり、このような小さなWindowの中の存在ではなく、そのままWindowを外したそのままの姿で泳いだりしていました。
今では、様々なアプリが登場してきており、このようなシステムはたくさんありますが、Microsoftの遊び心のようなものは、今はほとんどなく、懐かしいものとなりました。
古いシステムは、不便なところやややこしいところも多いですが、ちょっとほっこりする部分もやっぱりあり、今でもあってもいいかなって思う機能がありますね。