本日は、いわゆる行政の方で行われる判定会議というものについて話題を振れたいと思います。判定会議の反対する内容は、いろいろとありますが、ごまウシの方で今回話題に出す判定会議は、区分判定と言われている会議のことで、介護でいえば、要介護度の判定、そして障害者支援で言えば、障害区分という判定です。
判定区分が重たければ重たいほど、受けられるサービスの量が増えるのはもちろんですが、一方で不必要に高い区分を判定してしまうと、その分保険料が高くなってしまったりと、ちょうどよい区分判定を行う必要があります。
この判定会議は、コロナ渦の前は、きちんと5〜6人程度で集まって、福祉課の方の司会で会議をして、意見を述べ合って、合議した上で判定をしておりました。判定会議を行う合議体は、複数あり、合議体ごとで一人一人の判定にかける時間が違ったりしますが、短いとほぼ一瞬でこなし、長いと5分以上かけることもあります。
この判定会議は、それぞれの専門職がその視点での意見を言いながら既に調査員など確認したチェックリストに基づき、機械で自動判定しているものを適合しているかどうかを判定していくものですが、この議論がとても勉強になったりするため、ごまウシとしては、忙しくても喜んで参加をしていたりしました。
しかし、コロナ渦においてこの判定会議は、書面審査に代わってしまいました。機械判定した判定区分に対して、書面にて適正かどうかを意見するというもので、最終的に合議体の議長が合わせた判定に基づいて結論を出すという形になりました。書面に文書としてこしらえるため、議論ではなくて、一方的な意見を書くだけとなり、議長だけがその突き合わせを行うことができると言ったものです。もちろん、意見と言ってもたいしたことが書けるほどのスペースもありませんので、とても機械的です。
この判定を受け、しばらくの間、介護や障害給付が定められてその中で生活をしていくこととなるので、この審査は機械的な区分の目安も必要ですが、その人をイメージした判定も行っていく必要があるのではないかと思うのですが、何分書面ですので…。
そろそろ、コロナについては、第5類に切り替わっていく中、この書面審査は、続くのでしょうか?現在では、既に、色々な会議がWeb会議から対面会議に戻りつつある中で、この判定会議は、元の会議に戻るだろうかどうか…確かに、束縛時間もなくなり、判定をしている書類を届いてからだったら期限までにいつでも判読できるのもある…。メリットもあるけど…。
ポストコロナに向けた動きがどのようになるか…そろそろ、見えてきそうですね。