このところ、毎週どこかで講演をしているごまウシですが、本日12月19日さすがに今週が、今年のしめになる外回りです。
以前にもお邪魔をしていた、可児市内の公民館へ2回目の講演という事でお邪魔しました。前日から、冬型の天気となり、雪がちらつく日が始まったため、さすがに寒い外回りとなりました。
認知症予防という概念は、以前から触れているように、いわゆるデータとして蓄積させるエビデンスがなかなかそろえにくいこともあり、筋道からするとよいはずであることを追跡調査をして、少なくとも悪さはしていないし、むしろよいかも…と言ったレベルにはなってしまうものの、やらないよりはやった方がずっといいと考えられる事柄を紹介することになります。
認知症予防には、専らのテーマは、脳の老化や退化(廃用)をガードすることにあります。これは、何回か触れた記憶がありますが、運動しなければ筋肉が衰えるのと同じで、脳に刺激のある生活をしなければ、当然脳が衰えていくというものです。
そのためには何をすべきかと言えば、いわゆる「気合と根性の入った生活」と言うことになります。もちろん、ここで大切なのは、筋トレと言われるトレーニングも精神的なストレスであったり、過剰な負担であれば、健康にはよくないという事は明白ですよね。そのことを踏まえる必要があります。
認知症予防策としての気合と根性の入った生活は、楽しい刺激でなければならないと考えられます。強制的な頭脳的なストレスを加えることは適切ではありません。脳トレについても精神的ストレスになるようなプレッシャーではいけないわけです。脳トレというものは、やはり、内容も大切かも知れませんが、取り組むときの気持ちも大切です。
筋肉と同じで、加齢とともに、動きにくくなるもの。歳とともに、自発的に動こうとする気持ちが減弱していきます。何かやりたいと思っても、実際に行動に移るまでに時間がかかったり、気付いたら何もしていなかったり…こんなことが歳とともに増加するもの。このような、やろうと思ったときに、そこだけピンポイントに気合を入れるという事が大切です。多くの場合は動いてしまえば、できてしまうもの。
ごまウシはこのようなお話を通して、高齢化社会の中で、元気に活動できるお年寄りの方が増えて、日々の町の生活が活気にあふれればと祈っております。