ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。インスタグラムも始めてみました。https://www.instagram.com/goma.ushi/

自転の威力

 この記事が登場するころにはやはり昔話にはなっていますが、現在日本列島をまさに台風14号が通り抜けようとしているところです。

 

 台風は、もちろんほかの地域ではハリケーンなどとも言われたりするもので、海の上の上昇気流がとぐろを巻いて、さらに渦となり、大きな竜巻のような構造物となって北上したり、南半球では軟化したりする大きな低気圧の塊です。

 

 この渦は、まさに、自転をしているからこそ作られるものですね。上昇気流は太陽の力ではありますが、自転をしていなければ、その部分で上昇気流が発生するだけで、せめていうのであれば、暖かいところから冷たいところへ一方向に空気が流れていくだけですので、決して台風のような形になることはありません。

 

 地球の自転は、このように空気に渦を作る特徴があるのですが、この時点のパワーを自覚することはほぼないでしょう。しかし、猛烈なスピードで地面は、ぐるぐると回っているんですよね。気づける人はいないと思います。

 ときどき、Youtubeなどで、もし自転が急に止まったらどうなるだろう…などといった動画や、自転がゆっくり止まり始めた場合にはどうなるだろうか…などといったシミュレーションなどがありますが、時点のパワーを実感することになります。

 

 まず、自転が急にストップした場合、赤道付近では、音速の3倍近いスピードで地面は自転により動いているため、突然ストップすれば、突然秒速1㎞以上のスピードで慣性の法則に従って、吹っ飛ばされることになります。

 また、自転がゆっくり止まった場合には、このような慣性の法則は影響としては軽微になるのですが、遠心力によって、赤道付近に集まっていた海の水や空気などが、極地のほうに流れて行ってしまい、赤道付近の海がなくなってしまうなんて言うことが発生してしまうようです。

 

 海の水を運び出し、空気を集めたりし、突然止めれば、破滅的な破壊が発生するような、とてつもない力が自転にはあります。

 台風は、そのほんの一部をもらったものです。ごまウシの住んでいるところは、まだまだ台風から現時点でも500㎞以上離れており、遠い遠い存在であるはずなのに、風は、不断にないほどボーボー吹いています。

 場所によっては、山にぶつかったこの湿った風が雲を作り大雨が降っていたりするなど、自然の力をまざまざと見せつけています。

 

 最近では人工降雨などといった自然を操る技術もありますが、やはり、自然の力に人類は全く足元にも及びません。災害は、避けたいところですが、人類の力を過信するために、自然への謙虚さを失わないように、きちんと対処していく必要がありますね。

 災害は、避けられない部分でもありますが、自然の力をしっかり見つめ、一人だけでの対応をせずに、皆で力を合わせて、対応していきましょう。

 

 ごまウシは、とにかく、自然の脅威が災い

 

 

とならないように祈るばかりです。