梅雨の前の素敵な青空が広がり、気温もぐんぐん上がってきます。天気予報では30度越えがちらほら見かけるようになりました。ついこの前まで長袖を着ていたことがうそのようです。ただ、梅雨に入れば、また再び気温が下がってきますが、今度は湿度との戦いですね。
そうそう、本題の前に、今のうちに、食中毒注意ですよ。
もう気温は細菌繁殖を促進させる気温になり始めています。手についた雑菌が食材に付着し、中毒を起こすほどの量まで繁殖するまでの時間が短くなってきていますので要注意です!
本日は、いい天気の空にみえたこの雲からお話を発展させます。
これは!
天に昇る白竜の姿です!
…
「神々のお宅巡りのやり過ぎだろ…」と突っ込みが入りそうですが…。ほぼ誰もが、間違いなく答えられる雲ですよね。そう、飛行機雲です。
飛行機雲は、飛行機のジェットエンジンの吹き出す空気中の塵を核として、水蒸気が付着して、水滴となり、雲つぶができあがることで、発生するものです。そのため、飛行機から、わずかに離れたところから後ろにすっと伸びて雲ができあがってきます。
雲は、実は、空気中に塵が全くないとほぼできないものと言われています。水蒸気はあくまで水蒸気であって、それが雲つぶになるためには、何かに吸着しなければできあがりません。この筋道は、物理学の絶対的法則である「エントロピー増大の法則」に基づき、バラバラになった水分子は、一定の力が働かない限り、エントロピーという乱雑さを減少させるような集合するようなことが発生しない訳です。
それが実現するのが塵の存在です。いわゆる引力などとともに表面張力などから、小さな塵を核として雲恥部が形成され、それが無数に同時発生することで、飛行機のジェットエンジンの後ろに同時多発的に雲つぶが、糸を引くように発生するわけです。
この考え方に基づいて、人工的に雨を降らせる、人工降雨なんかも、空に塵を打ち上げて雲つぶを大量に作り、雨として地面に降らせると言うメカニズムです。これをやると、上空の空気から水蒸気が奪われてしまい、湿度の減少につながることになるのですが、空気中には、それでも大量の水蒸気が存在します。
さて、人工的な雲の作り方のお話をしましたが、自然界においては、まだまだ人工降雨については、ちっぽけなものと言われています。(多くなれば、環境破壊につながるのは言うまでもないことですが)
しかし、これが、地球規模で発生することが過去に発生したと言われています。この地球規模の雲の造成により、地球上の生物の大量絶滅が何回か発生したと言われています。
この大量の雲の発生は、実は、宇宙規模の出来事によって発生する出来事になっています。どこかの資料で目にしたお話で出店がどれだとは記憶に乏しいため、お伝えできませんが、天の川銀河と小さな矮小銀河とが衝突をした出来事が発生したときにStar Burstが起こるとともに、超新星爆発などが多発した時期があったそうですが、その時には、大量の宇宙線が地球に降り注いだ時期があったそうです。
この宇宙線と言われる大量の素粒子が、核となり、雲つぶを大量に作り、地球全体が雲で覆われ、気温が一気に低下し、全球凍結などという地球全体が氷で包まれてしまう気候変動が発生したというのです。
雲は、やはり、空気中の自然に存在する塵を核として、適当量の雲を作り、その適当量の雲から雨が降り、それが海に流れ、蒸発して再び塵を核として雲になる…と言う自然の流れを保つことが、一番快適なのですね。
宇宙の壮大なイベントが、大量絶滅を導くという関連性も驚かされますけど、人工降雨も今は小さくても、人類の傲慢ぶりによっては、地球を大きく破壊し泣けないということは肝に銘じておくべきでしょうね。
ごまウシは、この日も綺麗な空を眺めながら、物思いにふけるのでした。