ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。インスタグラムも始めてみました。https://www.instagram.com/goma.ushi/

気のせい

 ごまウシは、厚さに対しては、大量の汗をかいてしまうことが専らです。先日も書きましたとおり、帰りには、いくら夕暮れであっても15分ほど暑い中歩いて駅に向かいます。駅に到着する頃には…ご想像いただけますでしょうか…。

 汗をかいたごまウシは、オレンジなどがしぶきを浴びたようなキラキラしたイメージではなく、おそらく「ごま汁」「ウシ汁」と言ったイメージになるでしょう…駅でこの状態で電車を待ったり、その状態で座席に座ることは出来ることなら避けておきたいものです。

 

 これを回避するための戦略として、日頃ごまウシが意識していることがこの「気のせい」という暗示方法です。20分ほどはなんとかなりますよ…ただ、このお話を聞いてやろうと思う方は、誰もいないでしょう…お試し頂くと、「意外と…」と感じてもらう方もいらっしゃるのではないかと思います。

 

 さて、汗をかくことを最小限にして、駅に到着するスキルは、なんと、「暑いのではない、涼しいのだ」と念じ続けることです。暑いなと思ったら、違う、暑いのではない…とすぐに否定します。風が吹いたら、涼しいなって頭で叫ぶ。ひたすら、暑いのではない、涼しいんだ…って。

 これは、「暑いなぁ…」って思いながら、歩いて駅に行ったときとでは、明らかに汗の掻き方が違ったので、この戦略をひたすらするようにすることで、駅までは、汗をあまりかかずにすむようになってきています。

 

 人の体感というものは、物理的に感じる知覚とともに、心理的に感じる知覚というものがあります。暑さについても、物理的な知覚と心理的な知覚と合わさったものとして、感じるものですので、この心理的な暑さと物理的な暑さとの分離を図ることが出来れば、実際物理的な暑さとはどういうものかを理解することができますが、実際は難しいのですが、心理的なリラックスが出来ている状況では、心理的知覚を軽減させることが出来ますので、その具体例を見てみたいと思います。

 

 みなさん、最近では、スーパー銭湯というものがたくさん出来ていますが、岩盤浴に行かれたことはありますか?おおざっぱに言えば、低温サウナと言ってもよいような環境で、じんわりと暑さを感じるサウナのような環境です。

 岩盤浴衣を着て、岩盤浴のお部屋に入ると、室内は40度を軽く超えた温度の中で、大理石みたいな石のベッドや砂利みたいなベッドなどに寝て過ごすものです。好きなだけ汗をかいてよい環境で、人によってはそこでうたた寝も出来てしまうほどのリラックスできる環境です。

 40度を超える環境と言えば、このところの猛暑よりも暑い環境ですが、どうでしょう?汗が本格的に出てくるまでに時間がどれくらいかかるだろうか…って振り返ってみると、15分くらいは汗がなかなか出てこなかった経験はありませんか?

 

 暑さというのは、周りの風景やストレス感、明るさなどの視覚的心理的な影響を受けて、増強されることがあります。人体は、ごまウシのような体格から、華奢体格の方まで様々ですが、身体が周囲の暑さを受けて、体温を下げるために発汗して気化熱を図るように動き出すためには、それなりに身体の熱が伝わらないといけない事もありますし、身体の反応の準備にも時間を要することがありますので、暑いと感じてもすぐには発刊しないものですよね。そう、15分くらいは、なんとかなるんです。

 

 結論、周りの雰囲気、イメージ、明るさなど物理的な暑さをその他の因子で強調されることで、発刊のスピードが速くなってしまうので、それらの情報を「気合」を入れて否定し続けるのです。そうすると、汗だくにならずに駅に到着することが出来ます。ただ…さすがにそれ以上は無理ですね…。

 

気のせいだから

気のせいだから

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