ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。

熱中症警報

 このところの気温は恐ろしいものがありますよね。まだ梅雨前というのに猛暑日になっている地域が確認されたりと、びっくりしてしまいます。ここ数年の傾向かと思ったりしますが、ごまウシの記憶では、過去にはほとんどそのようなお話がなかったような…。日本の熱帯化が進んでいるのかもしれません。

 

 さて、この記事を投稿するときには、6月に入っていますが、およそ1か月前のゴールデンウィークのころを思い返してみてください。確かに4月下旬からゴールデンウィークにかけて、30度近くまで気温が上がったというのはありましたが、もっぱら20度前後が多かったと思いますが、今や30度を超える気温が認められつつあります。

 わずか1か月で10度近く気温が上昇しています。この傾向は、3月末から4月末にかけても同様で、2月末から3月末の変化と比べて、とても大きくダイナミックに変動していることは確かです。

 この変動というのは、人間の体にはとても負担となるといわれています。いわゆる自律神経の活動には、大きな影響を与えるようです。さらに言えば、朝晩の気温差も大きくなってきている実情もあるでしょう。30度を超えるような気温の時夏場であれば、朝の温度は、熱帯夜に近い気温のままで、寝苦しいもののさほど変動がないのが基本でしたが、今朝は、当たり前のように20度を切る最低気温となっており、温度差が10度以上となっています。

 

 このような状況の時には、寒さや暑さに対する適応性が低下してしまっており、特に暑さについては、体内温度の調整に混乱をきたしてしまうことが多くあります。これがまさに熱中症というものです。

 熱中症は、基本的な体内温度をコントロールできなくなって、漕艇場の体内温度となり、臓器障害などが発生してしまう現象です。この適応性の低下自体が、この時期にとても多く認められます。

 まず一つは、汗をなかなか十分かけないというものです。日ごろからサウナなどで発汗を習慣として行えている場合は別として、急に熱くなった時に汗をかくのは本来十分できなくなっています。そうすると、いわゆる水分の蒸散による気化熱によって対応調節を行うシステムが十分作用せずに、体内温度が上昇してしまうことがあり得ます。

 水分をたくさん取る必要があるのは、この発汗がスムーズに行えることの前提条件に脱水状態ではないことがあるからです。匂い対策などで制汗剤等を使用していると、汗の蒸散が減少するため、全身的に行うのは避けるべきなのです。

 

 また、昨年もそうですが、このところのマスクにより、呼吸による熱の放散が難しくなっています。これも熱中症のきっかけとなりえます。呼吸による体内温度のコントロールは、ワンちゃんとかの暑い夏などの時のふるまいを思い浮かべてもらえれば、わかると思いますが、下を垂らして大きな口を開けて頻呼吸をしている姿を思い浮かべることができると思います。あれがまさに口から熱の放散を図っていることになります。人間も無意識にこのようなことをするのですが、これをマスクでガードしてしまうと熱の放散ができなくなってしまいます。

 国の提言として、最近では外でのマスク装着のガイドライン的なものが提示されたかと思います。ごまウシが以前から申し上げていたことでもありますが、ボーボーと風の吹くような広い外での環境でのマスク装着の感染症対策の意味合いとしては、あまり有意義なものではなく、むしろ弊害のほうが大きいというものです。感染リスクが低ければ、低いほどマスク装着の弊害のほうが目立ってくるのは言うまでもないことです。

 熱中症は先ほどのお話の通り、マスクで押さえると熱の放散を妨げることになるので、夏場や暑い日は、リスクが増大し、さらに急に熱くなった時は汗の放熱がうまくいかないことがありますので、口からの熱の放散が重要になります。それをマスクで妨害するのは、とても大きなリスクとなります。

 一方で、外においては、空気の拡散が極めて効率が良いため、ウィルスが仮にあっても、散り散りとなり、一個人が大量に吸い込むリスクはほとんどなくなります。前にお話ししましたが、一つのウィルスを吸引したら即感染が成立するというウィルスではありません。確率的には、感染が成立するのは、相当に低く、おびただしい数のウィルスに暴露されて、その確率に引っかかるウィルスがあたり感染が成立するだけです。

 もちろん絶対ないというのは言えないのですが、熱中症などのマスクの弊害リスクを考えれば、微々たるものとなります。その点では、適切な判断のもとでの外でのマスク装着をしない時間を作ることはとても重要になります。

 

 真夏ではない、この時期の熱中症対策、案外重要ですので、皆さん、意識をしてください。