ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。

油断するな!デルタ株

 新型コロナ感染症の感染爆発は、日々マスコミで報道されているとおり、今までの新型コロナウィルスとは次元の異なる感染力があるようです。何回か、私のほうでも感染防御について話題を振れていましたが、今まで以上に油断できない存在であることが分かってきました。さらに、新型デルタ株が出現したという報告もあり、警鐘を鳴らす意味でも、具体的なお話をさせていただこうと思います。

 私の所属職場でついに、職員の新型コロナ陽性者が出現しました。接触者は全て調べ上げ、隔離や自宅待機などを行っているところではありますが、この職員の感染経路が驚くようなお話であったため、触れさせていただきます。

 この職員の感染が発覚したのは、病院に出入りしていた医療機器メーカーの社員の感染が明るみになったことにより、接触者を調べた中で発覚したことになりました。病院では、様々な医療機器が使われ、時には実際に治療に使用しているときに、業者がその場に同席し、その都度サポートをすると言ったことがあります。今回登場する医療機器メーカーさんは、手術室で使用する医療機器で、実際に手術室で使用しているところで、同席し、様々なサポートを行う役割を果たしました。

 もちろん、手術室に同席されることでもあるため、きっちりと手術室用の服装をした上で、がっちりマスクを着用して、さらに、ガウンとマスクを装着して、この医療機器についての説明をその職員は、30分ほど、説明を受けていたとのことでした。

 その業者の方との接点は、なんとその30分ほどの時間だけであったとのことでした。その職員がその他の感染機会がなければ、この時間で感染したことになります。ちなみに、職員は、新型コロナワクチンを既に2回接種を完了しており、ワクチン対策を講じてあった状況で、感染してしまったわけです。

 以上のことをまとめると、おそらくデルタカブト思われるコロナウィルスに感染した医療機器メーカー職員が、適切な手術室の入室の格好をした上で、マスクとガウン、帽子をかぶった状態で、同じように手術室での服装、マスクとガウン、帽子をかぶった状態の職員と手術室という空気の流れが制御された環境下において30分程度の会話をしたことにより、感染が成立したという事となります。

 なお、現時点では、その場にいた他の職員および患者の感染は確認されていませんが、まだまだ経過を慎重に見ているところです。

 手術室での服装は、患者に対して感染症を与えないこと、術を行う場所に雑菌を侵入させない対策に徹しているものですので、個々の職員の感染防御を意識した環境ではありませんが、一般的な環境における感染防御に比べれば、数段感染防御対策が講じられた環境下にあります。持ち込んだ業者の方は、医療関係者では決してありませんので、感染防御についての知識を保有しているとは考えられないということは前提となりますが、それでも手術室を出入りするわけですので、それなりの感染対策や感染防御対策を講じていることは確かだと思います。業者の質的な意味での善し悪しはあるかもしれませんが、それでも一般の肩よりは十二分に感染に対して過敏になっていることでしょう。

 それでも、今のデルタ株はうつってしまうのです。みなさん、感染対策の点で考えて、防ぐことができますか?現実問題、防ぎようがないと言った方が良いかもしれません。

 ただ、一つ言えることは、30分ほど会話をしていたという事です。マスクとガウン、帽子をかぶった状態であっても、手術室のような空間では、どうしても会話は耳元での会話となり、近い距離での会話であったことは確かでしょう。そして、同じ空間でとどまっていたことです。

 一般的な環境下で、感染を防ぐ方法は、以下のことを徹するしかないと言うことになります。

 

1.会話は手短に、できることなら距離を開ける。

2.同じ空間に長居しない。

 

 あくまで、基本的な感染防御をした上で、食事をしたり、大声でしゃべったりするような事を回避した上で、さらに上の二つを徹底することが重要になります。

 

 デルタ株は、既にマスクをしているから大丈夫という保証はありません。ワクチン接種を2回完了していても同じです。このような感染防御をしっかりしていても、その壁を貫いて、感染してしまうようなことをブレイクスルーと言ったりしますが、そのような話題が、ネット検索などをすると随所に登場していることでしょう。

 

 とにかく、油断はダメです。自宅に持ち込めば家族は全滅でしょう。職場に持ち込んでも全滅のリスクを抱えることとなります。そのくらいの危機意識が重要と言えますでしょう。

 くどいですが、外を一人でぶらぶら歩くだけでも感染するという事はさすがにありません。あくまで対人的な交流が存在するときに発生する感染です。人とすれ違うだけで感染すると言った過剰な心配は必要ありませんが、一方で、感染リスクのある行動や環境には最大限注意をしていくことが重要と言えます。医療崩壊は既に始まっています。自分の身は自分で守ることが重要と言えます。