乗車マナーは、都会ほど優れている

ウシとして、日頃から感じていることですが――
電車の乗車マナーは、都市部の人口密集地であればあるほど、洗練されているように思えてしまいます。
もちろん、これは本能的に「快適に待って、どっしり座って過ごしたい」というウシ自身の欲求に基づく感覚です。
決して配慮の行き届いた素敵な思想というわけではありません。
ウシがふだん通勤に利用しているのは、いわゆるローカル列車です。
昼間は閑散としていることもありますが、通勤・通学の時間帯にはそれなりに混雑します。
そんな車内で、しばしば目にする光景があります。
たとえば――
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立っている人がいるにもかかわらず、カバンを座席の横に置く人
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荷物を脚の間に置くことで無意識に開脚し、隣に座れない雰囲気をつくってしまう人
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スマホで音楽をイヤホンなしに再生している人
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車内で大きな声で談笑したり通話をしている人
こうした光景を、たとえば東京の在来線で見かけることは、ほとんどないのではないかと感じます。
さらには――
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リュックを背負わず、前に抱える
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自分の背後で他の人にぶつからないよう気を配る
といった姿勢も、都市部ではごく自然に見られます。
もちろん、ウシ自身が乗車マナーを語る立場にあるとは思いません。
けれども、自分の快適さだけでなく、「他の人が穏やかに過ごせるか」を思いやる心遣い――
この文化が、都会の混雑の中で育まれてきたのだと思うのです。
そして今、その心遣いを、混雑のないゆとりあるローカル列車の中でも、
ほんの少しずつ広めていけたらと願うばかりです。
