ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。インスタグラムも始めてみました。https://www.instagram.com/goma.ushi/

ウシ、ながらスマホからの攻撃を受ける

本日、ウシは当直明けの祝日ということもあり、だらだらと電車に乗り、お昼ごろに最寄り駅へと到着しました。
昼時の駅前を人混みの中で歩くのは、ウシにとっても久しぶりのことでした。

そんな中、事件が発生しました。

ウシが道を歩いていると、突然、背後から衝撃が走り、何やらスマートフォンらしきものが前方に吹っ飛んできました。
そうです――ながらスマホ運転中の若者が、よりによってウシの存在に気づかず、自転車でツッコんできたのです。

「ながらスマホ」でツッコんでしまった自転車の若者。衝撃に耐えるウシ、吹き飛ぶスマホ

人通りの多い中、自転車が倒れ、若者も転倒し、スマホが宙を舞うという、とんでもない光景。
ウシはというと、「ん? 何か当たった?」という程度の感覚でしたが、
これがお年寄りだったとしたら、重大な事故になっていたかもしれません。


スマートフォンの画面に視線を向けていると、人間の目はその一点に焦点を合わせてしまい、
広い視野を持つ“広角モード”から、一気に“狭角モード”へと切り替わってしまいます。
つまり、周囲の景色が視界に入っていても、認識できなくなるのです。

そのため、大柄なホルシュタインが歩いていても、ながらスマホの若者はまったく気づくことができませんでした。

この「焦点の狭まり」は、歩行中だけでなく、車の運転中でも危険です。
ナビを見たり、スマホを操作したり、車内のペットボトルを取ろうとした瞬間に、
視野が一時的に狭まり、前方への注意が失われてしまう――
それが原因で起きる追突事故は少なくありません。

今のスマートフォンは複数のカメラレンズを搭載し、広角・望遠・マクロを自在に切り替えて、
目の前の被写体も周囲の背景も、同時にくっきりと撮影できます。
しかし、人間の目は「レンズは2つ」でも、同時に広い範囲の焦点を合わせ続けるようにはできていません。
視神経が処理できる情報には、限界があるのです。


歩いていてスマホを見ながら電柱にぶつかる。
足元の側溝に落ちる。
そんな事例があとを絶たないのも、この“焦点狭小現象”が原因です。


どうかスマートフォンの操作は、できる限り「立ち止まって」から。
ウシとしては、強く、強く主張したいところです。