そろそろ確定申告の準備も佳境にさしかかりつつあると言ったところでしょうか。
2カ所以上の勤務先があるごまウシは、確定申告が必須となっています。そのため、毎年この時期に源泉徴収票が不足していないか冷や冷やしながら、ふるさと納税、生命保険、地震保険などなどの証明書を準備していたりします。
国税庁のページには、確定申告専門サイトが開設されます。
以前は、フリーのソフトを使ったりしましたが、国税庁が公式に提示したサイトなので、ここで作って印刷したものを税務署がはじくはずがないので、現在は専らこちらで作成していました。
ただ、ごまウシは未だにマイナンバーカードは保有せず、さらには、色々なマニアックな機器があるにもかかわらずカードリーダーを用意していないため、e-Taxの形での申告は出来ず、印刷して提出するというアナログスタイルをとっています。
今回作成し終わるまでは形式も何もかもが全部同じだと思い、面白みもなく処理を進めていたわけですが、最後、提出するばかりの状態に書類をそろえたところであることに気づきました。
印鑑を押す場所が消滅している…
昨年まではあったはずの印鑑を押す場所(印と印字されていたところ)がなくなっているのです。書面のレイアウトは変わっていないのですが、シンプルに”印”がなくなっているだけでしたが、確かに、印鑑を押せという事はなくなりました。
そういえば、昨年は、印鑑の文化をなくすような動きがあったような…。こんな所に影響が出ているとは、びっくりしました。
印鑑を押すという作業は、とても煩雑で面倒で、時には書類を汚してしまう原因になることもあります。ごまウシは、印鑑というもの自体は嫌いではなく、様々な事態の印鑑がむしろ好きであったりして、実印でもないのに実印みたいな印鑑を持っていたりもします。
最近では、事業を始めたこともあり、法人の印艱難というのまで目にするようになりました。
公式の書類に印鑑が必要なくなってきたことは、喜ばしいことだと思う反面、やはり寂しいものがあります。もちろん、印鑑が、今までのように絶対的な証明になるというのは、複製のための印鑑という事もあり、あまりにもおかしな話ではあったのですが、書類の体裁としては引き締まるような思いで最後に押印していた事を常々思い出します。
印鑑の文化が不要とはごまウシは思いませんが、今のまま印鑑フリーの書類が増えてくると本当に文化として存在する印鑑が消えてしまうかもしれません。
印鑑の文化、何らかの形で残ってもらえることを、ごまウシとしては切に願うところではあります。