ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。

星の大きさと距離

 さて、昨日は、七夕のこともあり、VegaとAltairについてのお話をさせていただきました。地球からそれぞれが25光年、15光年という距離にありました。宇宙規模で言えばとてもご近所さんのこの二つの星ですが、ご近所さんなので、地球からは際だって目立って明るく見えています。私は、星空は好きでよく見たり、星を調べたりしますが、星座については、ほとんど分からないと言ったちぐはぐなところですが、宇宙の壮大さは、とてもロマンを感じます。

 明るい星で近くにある星達は、もしかしたら、将来直接観測機を届けることができるかもしれないという事も今は言われているものですが、残念ながら現実的な星は、もっともと近くの星であるα-Centauriの星系でしょう。距離にして4.3光年です。ちなみに1光年は、ひかりが1年かけて進む距離ですが、kmの単位ではうまく説明できませんが、1秒間でひかりは、地球を7回り半するという事が小学校の理科の教科書には書いてあったと思います。1秒で7回り半です。1分間であればおおざっぱには450周です。さらに1時間で約27000周、1日は七十万周、そして、1年となるとこれに365を書ければ、約2億5千万周となります。α-Centauriまでは、おおよそこの4倍なので、10億周地球を回るくらいの距離があると言えます。

 地球10億周分の距離を常識の範囲内で移動できる有人飛行船はもちろん存在しません。しかし、最近では、太陽風を使って加速させるタコのような宇宙船(宇宙船と言っても数センチ四方の箱に帆を伸ばしたもの)が開発され、これであれば、25年ほどで到達すると言う事だそうです。確かに現実的に可能ですよね。ただし、まだ打ち上げられていません…私からすると早くしてもらわないと、生きているうちに隣の星を直接観察できない…。となりますので是非是非はやく実行してほしいものです(ちなみに、通信に片道4年かかる訳なので往復だけで8年の通信時間がかかるので、宇宙船が到着してすぐに写真を送り届けたとしても約30年後になります。通信して、観察ポイントの指示などを出したりすることをすれば、そのたびに8年かかります。もう、身が持ちませんね…。

 このα-Centauri星系には,最も地球に近いProxima Centauriという赤色矮星という小さな星と、太陽とほぼ同じ大きさの二つの星であるα-Centauri AおよびBの3連星を形成しており、南半球で目立つ形で見ることができるそうです。前年ながら日本では見ることはできません。

 日本でよく見えるとても近い星は、おおいぬ座に所属しているSirius(AとBの連星)でしょう。8光年とAltairよりもずっと近い距離に、Altairとほぼ同じ大きさの温度の高めの星として存在しているため、とても目立つ存在で、全天で最も明るい星という事になります(太陽や月など太陽系の星は覗く)。太陽よりも大きいので決して小さい星ではありませんが、明るく見えているのは、近いからと言う事になります。おおいぬ座という冬の星座を登場させましたので、明るい星の中で同じように有名な冬の星座にある星は、オリオン座にあるRigelとBetelgeuseの二つがあります。この二つの星は、とにかくスペックが今まで挙げてきた星達とは次元が違います。昨日登場したDenebとナジようなハイスペックな星達です。

 Rigelは太陽より23倍もの重さを持ち、とても高温で燃焼している若い星で、青色超巨星と言われている星で、860光年も離れているのにとても明るく輝いています。太陽よりも最大27万倍もの明るさを持つという化け物です。この青色超巨星が歳をとると、どんどん膨らんでいき、最終的に赤色超巨星となります。このように歳をとった赤色超巨星がBetelgeuseとなります。重さで言えば、Rigelより小さい太陽の16倍ほどではありますが、膨れ上がっているため、形もいびつにこぶを持っていたりするおかしな星になってしまっていますが、半径は太陽の760倍近くに膨れ上がっているため、550光年離れていてもとても明るく見えます。

 現在は、天体観測技術が飛躍的に進歩をしているため、地球から星までの距離、星自体の大きさや半径、明るさの強さ、その変動など様々な情報が得られているため、このような壮大なお話になりますが、昔は、星は平面図にしか展開できず、奥行きは全く分からなかったはずです。しかし、古代の人たちは肉眼で多く時間星空を観察していたのでしょう。星の名前は、昔から言われているものばかり。

 私たちの頭上には、これだけ壮大な世界が広がっているのです。やはり、人間の細やかな活動に、カリカリしたり落ち込んだりするようなことがあっても、夜空を眺めると、とても些細なことに感じることができるでしょう。そう、本当に些細なことなのです。イライラすることも辛いことも、悲しいことも、壮大な夜空を見て、些細なものとして、片付けてしまうこともストレス発散の一つとして重要でしょう。

 最後に、星のスペック比較を画像にしてみました。

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Betelgeuse

 昨日も登場したUniversal Sandboxですが、Betelgeuse、Rigel、Sirius、そしてSunと4つ並べてみたのですが、規模の差が大きすぎて、Betelgeuseの橙色の巨星とRigelがそれに比べてちっぽけな蒼い星として見えます。

 この画像を拡大してみると…

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Sirius and Sun

Rigelの手前にぽつんと、蒼い豆粒星のSirius、さらにちっぽけなSunが白く輝いています。あまりにも規模の壮大さにここに地球を描くことは到底無理と言えます。

 とにかく、宇宙はでかい!