ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。

心のカーテンの開け閉め

 先日、夕方に会議を行っていました。しばらくスライドを使った各担当者のプレゼンテーションが続いたため、カーテンを閉めて、部屋を暗くして行われていました。大腿1時間ほど経過したところで、最後のしめの言葉として、長に最後のお話をしていただいたわけですが。まず一言、「このカーテンは開けられないか?まず開けなさい」と言うところからはじまり、一斉にカーテンを開けると、そこには、夕日に照らされた建物と、その背後に透き通った青空が広がっていました。

 長は「このようにカーテンを開けると、場が変わるだろう。」というお話で締めくくられました。それまでの会議の内容は、とてつもなく厳しいくらいお話であっただけに、この夕日と青空は、とても救われた気持ちになり、重苦しい空気を排除して、会議は終了しました。

 

 会議室には、外の光を完全にシャットアウトするカーテンとレースのカーテンとあります。そして、電動でさっと開閉できるものです。スライドを上映するためには確かに暗幕であるカーテンが必要。しかし、スライド上映が終われば、もうそのカーテンは必要ありません。当然と言えば当然のことですが、状況によってカーテンは開け閉めする。

 この会議では、物理的なカーテンの存在ではなく、「心のカーテン」の存在を意識することができました。

 

 誰しもいつも気持ちが晴れやかでいられるわけはありません。落ち込むことも、悲しむこともあるでしょうし、イライラなどもあるでしょう。しかしながら、いつまでも、その気持ちを持ち続けることは、必ずしも必要ではないと考えられます。神経学的には、誰しもが強弱はありますが気持ちにおいても粘着的にこだわる傾向が存在します。そのこともあり、意識しなければ、気持ちの切り替えは難しいときがあります。ここで、心のカーテンを思い浮かべると良いのかもしれません。イライラをしたりしているときは、おそらく、窓から強い日差しが室内に入り込んでいるはずです。そんなときには当然カーテンを閉めるでしょう。そして、室内ではスライドをしずかに上映する必要があるかもしれません。そんなときには、カーテンはカーテンでも厚手のカーテンを閉めると良いと思います。一方で、暗く沈んで落ち込んでいる時には、心のカーテンが閉められたままで、室内が暗くなっている状況が想定できるでしょうから、カーテンを開けることをすると、とても心地の良い光が室内に充満します。

 

 心のカーテン、誰でも、持っているものでしょう。守るときは閉める、解放するときには開ける。この切り替えを意識してみましょう。きっと、能率が上がるはずです。

 今回、会議の長のとても神がかりの〆から参加者みなが、心が晴れ渡った瞬間を感じることができました。会社の会議などで、厳しい報告や暗い報告をしたあとには、是非責任者の方、部署の長の方は、カーテンを開けてあげて、明かりを入れるようなはからいをして、いつまでも、意気消沈した状態に職員を置いたままにしておかないようにしておくとお仕事の効率は回復し、上がっていくことでしょう。