最近のごまウシは、今まで持ったことのないところへの興味を持つようになりました。それはスキンケアです。
ごまウシにとって皮膚(スキン)とは生体防御の鎧であり、皮膚呼吸を司るもので、あくまで角質というのは、扁平上皮の死滅したものが累積したものという解釈していたので、そのままであれば、別にどんなにシミになろうが荒れようがどうでもよいと思っていました。
しかし、振り返ると、ごまウシは、なぜか肌は綺麗だと言われていた時期が本の10年ほど前までは言われていたことが多かったことを記憶しています。最近はそんなことを言われることもなくなりましたが、当然そんな肌のことを何か言われる年代ではないというのもありますが…やはり老化なのでしょうか…。
そう、皮膚で気になることが最近増えてきていることがあります。それは掻痒感です。日常的にかゆい部位があり、容赦なくボリボリかいていると、ミミズ腫れ状態に。
痒みの原因は…もちろん、乾燥というものです。ごまウシが自分の事を言うのも辛いものがあるのですが「老人性乾燥症」に近いものでしょう。
特に特徴は、スーパー銭湯で長い時間にお風呂につかったとき、そして肌つやが有名な温泉などに長い時間につかると…とてもかゆくなるんですね。これを「湯あたり」なんて言うのですが、湯あたりをしやすくなってしまったのです。
ごまウシは、もちろん皮膚科の専門ではないため、スキンケアについてはほぼ素人に近いところはあり、スキンケアを日頃取り組まれている方々からの情報と20年以上前に受けた国家試験の知識で記憶に残っているものを総動員して、スキンケアを少しずつ行うようにしてみました。
先ずは…手元にあるものとしては…保湿剤ですね。
これは日頃発布剤などで発赤やかぶれに対して用いているヘパリン用物質含有の保湿剤を用いるところから始めました。医薬品で言えば、ビーソフテン、ヒルドイドといった製品がありますが、そちらの活用になります。ただし、保険診療で処方を受けるためには適切に乾燥性皮膚炎としての治療を要する状況である必要がありますが、ごまウシはもろに乾燥性皮膚炎なので、問題はないという事で、ヒルドイドを活用して、痒みが強くてかきむしってしまっているところに意図的に塗るようにしました。
スキンケア以前の問題でしょうけど…それでも、先ずは…痒み消えましたね。
角質は、扁平上皮の死滅した堆積物ではありますが、堆積物自体が、生体防御の役割を果たしているため、これを削り取ってしまう掻爬というのは、よいわけではありませんし、乾燥そのものは、角質の不必要な脱落などが発生し、結果的にはその亀裂などから痒みを発生させることとなるため、保湿をして、各室内をある程度保湿することで、痒みを保全し、結果的には、角質の表面を滑らかにする事になるので、これがまさにスキンケアという事になりますね。
日頃のスキンケアを行っている方々は、そこに角質の厚みを均等にして、さらにきめ細やかな滑らかさの向上のために、結合組織素材を角質内にインテグレートすることをしていると思いますが、これが、そんなに簡単なお話ではないように思いますが…
スキンケアをプロフェッショナルに行っている方々は、一体何を使用しているのでしょうか?やはり結合組織の素材であるコラーゲンでしょうか?しかし、コラーゲンのような高分子を同夜て角質内にインテグレートするのでしょう?などなど疑問を感じながらも、そこまでのスキンケアを追求するかどうか…ごまウシの思考は、どこへ向く
でしょうか…。