ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。インスタグラムも始めてみました。https://www.instagram.com/goma.ushi/

歳を感じた瞬間

 そろそろ12月も近づいてきている中で、今朝郵便物で、ごまウシなりに歳を感じてショックを受けたものがありました…。そう言えば、今年は歳を感じることが多かったような…そんな振り返りをしてみたいと思います。

 …ということで、いつもにないくらいお話しかもしれませんが…最後は明るくしめたいと思います。

 

 本日届いた郵便物は、医師会からのものであったのですが、日本医師会からのもの。

 医師会の構造を少しここで説明をさせていただきますと、医師会は実は3層構造をしています。日本医師会は、かつては政治活動の中では圧力団体とまで言われたほどの団体ではありましたが、いわゆる全国規模で動く団体を指しています。政治との接点であったり、厚生労働省など政府との交渉、そして、全国の国民に対しての啓発活動などなどが日本医師会が担っているものです。そして、その下層に都道府県医師会が存在します。都道府県医師会は、都道府県単位で、行政との関わりを持ったり、地域として都道府県単位で活動啓発を行うものとなっています。医師の研修会なども開催する訳なのですが、都道府県全体の医師を対象として行うものとなったりします。そして、一番最下層にあるのが各地区の医師会です。この医師会が地元に最も密着をしており、休日診療所、予防接種、健診などなどとともに、地域連携などの取り組みをしているものです。

 ごまウシは、この3つの医師会にそれぞれ年会費を支払っているという形ですので、それぞれに所属をしていることにはなりますが、日本医師会は、定期的に届けられる雑誌と新聞、ポスターなどを見るといった程度になります。県医師会は、時々研修会などの関わりがあります。地方の医師会は、理事会にも所属しておりますので、会議に参加したり、地域の催しに参加したこともありましたが、地域との密着度が一番高いので日常的には地方の医師会で活動しています。

 

 本題ですが、この日本医師会からの郵便物の中身は、「シニア世代のキャリアプラン」に焦点を当てたアンケートの手紙でした…。そう、ごまウシは、シニア世代となってしまっていたのです。中年世代であることは受容していたのですが、既にシニア世代の扱いを受けることになっていたとはある意味ショックを受けてしまいました。シニア世代…初老期…まさにこの世代になってきたという事を第三者が明示してきたことになります。シニア外来とごまウシ自身自身の外来を名乗っているのですが、まさに自分も対象者になっているという事になりますね。

 今年を振り返ると、先ずは、頸椎ヘルニアの苦しみに始まり、そして、さらに実感するものとしては、ヘルニアの影響もありますが、筋力低下により思うように腕が動かないために泳ぎにくさを実感したこと、そして、以前からじわりじわり感じていた老眼がもうごまウシには日常的に困る水準となり、眼鏡をおでこにあげないといけない事が爆増したことでしょうか…。

 

 丑生(人生)の一つの分岐点かもしれませんが、シニアという段階に入ったこの1年ではありますが、シニアだからと言って衰退の一途をたどるという解釈は、よろしくないと言えます。確かに、老化現象は避けられませんが、老化現象のペースは決して速いものではありません。その中での活動性については、加齢とともに低下するとは言え、急速なものではありませんし、これからの老化現象の加速を防ぐ意味でも活動性を下げるわけにはいかないと言えます。本来シニア世代になると自由な時間が増えてくる…はずではあるのですが、ごまウシは束縛時間が長い。それでも束縛してくれるものがあるという事はとても有難いと感じながら、束縛の中でさらなる隙間活動を増やすのもシニア活動だろうと思うところではあります。

 

 さて、みなさんは、今年を振り返り、来年に向けて何かしらのビジョンはありますか?