ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。インスタグラムも始めてみました。https://www.instagram.com/goma.ushi/

最も難しい診断

 色々な病気が存在している中で、実は最も難しい診断というものがあります。これがまた意外なものでそれを証明するのはとてつもなく、難しいこととなります。

 

 ごまウシは、業務の中で健康管理センターにおける健診業務が含まれてします。検針業務でごまウシが行うのは、いわゆる診察というものです。現在では、パターンが決まっており、顔、首、肩、胸、背中といった感じで診察を進めていき、その時に結果が出ていれば血液検査の結果の説明を簡単に行うというものです。

 

 健診では、基本的には、治療が必要な病気を見つけ出すという事が土台にあるため、やや過剰なまでの異常指摘をするようにしています。例えば、糖尿病の疑いを健診で引っかける場合には、通常は正常範囲であっても、正常の上限に近い数値などは異常扱いをするようにして、精密検査を依頼する書面を健診者に送付をします。診察につても過剰にと言うことになるのですが、診察というある種主観に近いところがあるため、最近では、あまり重要視されていない部分があります。

 

 このように、病気の診断というのは、検査の異常値を見つけることとなるわけですが、逆に言えば、正常を示すためには、基準値内に全て収まっているからと言ってもそれが正常と言っていいのかどうかと言うのが微妙なこともあるため、そのため、基準値内に収まっている検査値であっても、上限に近ければ、経過観察としての再検の提案を行ったり、場合に預手は精密検査を提案したりするわけです。

 

 ここまで、お話しするとなんとなく分かってきたかと思いますが、最も難しい診断というのは、稀少な疾患の診断も確かに難しいのですが、実は最もありふれている「正常」という診断が難しいこととなります。

 検査結果が全て正常であっても、それを真の正常と言えるかどうかとはまた別となります。そのため、健診の結果としては、「正常」という言葉よりは、「異常なし」という表現の方が専らと言えます。

 正常ならば、「異常なし」ですが、一方で異常ないからと言って正常だとは言い切れないという事があるからです。

 

 健診で、異常を指摘されなかったというのはとても喜ばしいことですし、安心してもよいことではありますが、だからといって無理な生活をしていれば、当然破綻してきたりするわけですので、異常が指摘されていなくても、日頃の健康意識は、高めておくことが大切と言えます。