通勤で日常的に電車を活用しているごまウシは、公共交通機関については、ためらいなく利用することが出来るのですが、バスの活用については、なかなかひらめかないところではありますが、先日久しぶりに実家に向けて帰るときに市営バスを利用する機会がありました。
最近ではバスと言えば、地域のコミュニティーバスのような小型バスも増えてきているものの、やはり土台は、市バスだ…と言うのがごまウシの感覚ではあります。
さて、この市バスに乗車したのは、どれくらい久しぶりかと言えば…おそらく、数十年ぶり…かもしれません。とてもご無沙汰しているところではありますが、乗車したところで、バスの雰囲気はほぼ変わっていませんでした。当然と言えば当然かもしれませんが、時代の変化は運転席には、いくつか存在していました。
手前の停車ボタンなどは以前と何も変わりありませんが、運転席の脇にある運賃箱は、大きく変わりましたね。ICカード対応という点は、とても有難く感じました。ごまウシの通勤定期のICカードのチャージが使えるのです。ありがたいお話です。それ以外のところは、同じかな…と思いながら、運転席をじろじろ覗いてみると、やはり画面がそこかしこに存在しているのが昔とは異なるところかな…と思いましたが、最も気になったのが、以前にはあったはずのギアのグリップが存在しているところにグリップがなく、何かよく分からない、四角いボックスが設置されているのが印象にのこりました。写真で言えば、運賃箱上のICカードのタッチパネルの後方にあるものです。
なんとなく気になりながら、運転手さんが運転を始めると、バスのエンジン音は変わらないものの、運転中にあのボックスをパッパッとタッチしながら運転しているのが気になりました。よく見ていると、以前ならば、ギアを変えるタイミングと思われるところで、運転手さんは、あのボックスをポチッとタッチする様子がありました。
オートマチックではないバスのギアの変更は、どうやら最近のバスはタッチパネル方式に変わってしまっているようです。オートマチックにも出来そうな気もしますが、やはり、市内を走るバスにとっては人間の目によるギアの変更が重要なのかもしれませんね。それにしても、あのギアを入れたりするのがなかなかクラッチとの関係でのタイミングが難しかったりする操作が、今やタッチパネルになっているとは驚きです。
技術の進化というのは見えないところでも大きく変わっているものですね。
ごまウシの運転免許は、一応マニュアルミッションの運転は可能ではありますが、学生時代の仲間がギアのこだわりをしていたのを思い返すと、このギアのこだわりも、徐々に過去の遺物になり始めているのかしら…そう思う今日この頃でした。