新しい本を購入すると、本には、その書籍を着飾る素敵なデザインのカバーがついていますよね。このカバーについてはみなさんはどうされますか?
ごまウシは、状況に寄りますが、多くの書籍についてカバーは、一度読み終わると、そのまま破棄してしまうことが多くあります。特に特徴がないシリーズものの書籍などはカバーをつけている意味合いがあまり感じられないため、捨ててしまったり。
さて、この書籍のカバーですが、またまた、面白い特徴がありましたのでご紹介致します。
書籍のカバーが実は、別の目的で使用できるものであることを理解させる特徴がある書籍を見つけましたので、これを提示したいと思います。
先ずは…
書籍のカバーは、一般的にはこんな感じでしょうか。カバーを外すと極めて味気ない本本体があります。カバーの表はこの写真にはありませんが、とても落ち着きのある絵が描いてあります。
読み進めて行くにつれてカバーが邪魔になってしまって、外して読んでいるうちに気付けばどこかに行ってしまっているという事があります。
ごまウシのカバーの扱いはこんな感じです。書籍本体の汚れ防止のためとは言え、あまり実用的ではないと思ったりします。
さて、先日の記事にも登場しました、中国の書籍ですが、カバーはこんな感じです。
これは、カバー…ではないですね。書籍本体そのものですが、なんとカバーのように折り込みがなされています。
カバーが本体と一体化した瞬間を見たような感触になりました。
まさに、カバーの位置づけが、ずれたりして邪魔であることを完全に解決したものと言っても過言ではありません。ただし、本本体の汚れをつけないための保護…と言う意味合いは、完全に失われます。
それならば、なぜ折り込みが存在するのでしょうか?
ここで、ごまウシは、あることに気付きました。この折り込みは、読んでいる途中のページに挟み込めば、しおりとして使えるという事です。
このカバーを見なければ、気付けない、カバーの使い方がここにはありました。
中国の書籍は、製造も効率化されているように思われる部分がこのカバーになっているのかと思うのですが、ある意味、カバーの使用目的を端的に表してくれていることがこれでわかりました。
書籍のカバーは、もちろん、書籍本体の保護も目的かもしれませんが、本当の目的は、しおりと考えてもよいでしょうか。
まだ日本の書籍において、このように効率化された製造方法をとっているものを見たことがありませんし、洋書においても見たことがありません。中国独自の発想とは思いますが、とても参考になりました。
お国柄や文化などもあるかと思いますが、多くのことを学ぶことができますね。