3月13日の日曜日は、公休を返上して、病院の講堂で緩和ケア研修会を開催してきました。
コロナ感染症が流行することにより、この研修会は、開催が危ぶまれ、かといって、Zoomなどを活用して行うことで主旨が淡くなってしまうこともあり、どうしても集合体による研修会形式での開催をしようとしていたのですが、院長からストップを言われ続け(感染対策としては当然)そのお言葉に甘えて、ごまウシも企画者として、「延期、中止」を安易に発信していたわけですが…
ある日、総務から…緩和ケア研修会を今年度しなかったら、「がん拠点病院の称号を返上していただく」と厚生労働省(国)から言われましたと、県の健康福祉部から伝達があり、がん拠点病院を返上するわけにはいかないため、急遽開催することとなりました。
研修会そのものは、例年開催しているので特別取り立てて、びっくりすることではないのですが、コロナ渦においてなかなか集合会議が開けずにあまり使われていない講堂…1月開院の新病院の講堂…ピカピカのピカピカ…。この床のカーペット…裸足で走り回りたいくらいです。
こんな講堂に12人の参加者を集め、がらんとした雰囲気で無事に緩和ケア研修会を開催することが出来ました。
ごまウシも若いドクターへの教育指導を行い、新しい世代に質のよい、人の事を考えられる医療をと思っております…ごまウシ自身がどうかはともかく、これからの医療も今まで以上に、人のための医療であることを祈り続けているのでした。
ちなみに、PEACEというのは、この緩和ケア研修会を企画している、国と緩和医療学会、サイコオンコロジー学会が合同で運営しているシステムで、略語を合わせてPEACEプロジェクトなんて言われているものです。説明は、そちらに投げさせていただきます…