オミクロン株の脅威を感じる今日この頃です。今年の初頭の職場内クラスターの時の脅威もすさまじいものがあり、当時は、ワクチン接種の前の段階であったため、自分自身の重症化の恐れも踏まえて、身の危険を感じる恐怖ではありましたが、今回のオミクロンは、また別の恐怖となっています。
オミクロン株は、ワクチン接種者の場合は、ほぼちょっとした風邪程度あるいは無症状となり、痔核が全くありません。それでも、どうやら広まるようであるという事です。かかった事実を知らずに、他者にうつしてしまう恐れというものが存在することです。直近では、ワクチン接種3回であっても、うつっているようであるという事です。
前回のように、自分の身の危険は感じないものの医療者としては、知らない間にが恐ろしいものがあります。例えば、電車は空調の面で安全とはいわれていても、隣に座っている人、あるいは自分が座っている前に立っている人が…だった場合はどうだろうか…と言うことを考えると末恐ろしくなります。
ここで重要になってくるのが、マスクで不必要な濃厚接触を避けることでしょう。さらに言えば、会食については、アクリル板対策を講じていたとしても…無防備と言わざるをえない。しかし、それを言ってしまえば、飲食店は丸つぶれになってしまうので、食事をとる人がいかに、体調を管理して、そして、その体調の上で、いかにして、周りに飛沫させなように気をつけるかという事になると思います。
私として切にお願いしたいこととしては、やはり、このオミクロン株を以て、感染症法における2類を5類に格下げとして、全例を管理するのではなくて、発熱に伴って何日お休みするかなどインフルエンザと同様の規定でのお休みをとるような形で対応する程度にとどまるようになってくれればと思っています。その時代がやってくるかどうかは、政府もですが、WHOが公式にそのような方向でのコメントをしてくれるかどうかにかかっています。もうちょっとの辛抱でしょうか…。