那比新宮神社をお邪魔して、雨がやんできたとともに日差しも出てきたので、そして、お邪魔した時間がまだ午前中であったこともあり、思い切って本宮にも行ってみようと思って覚悟して向かうこととしました。
実のところ、「覚悟」をしたのは、マップ上は末恐ろしい表示になっていたからです。
那比本宮神社の周辺に道が見当たらないことがあり、そして道の末端から直線距離にして少なくとも500m以上ありそうだったので、それなりの覚悟は必要と思っていたのですが、さらには、google mapに投稿されていたコメントには、トレッキングのストックが置いてあると言うお話も書いてあったのでこれはかなり過酷な参拝になるかな…と思いつつ、時間的にも物理的にも厳しければ、途中で諦めようと思いながら、向かってみることとしました。
道中近づいて見ると、道路の待ったと思われるところにたどり着いても道は続いていましたが、このあたりから完全にスマホの電波は圏外となりました。圏外だったのでナビも微妙かと思いながら、全く人の姿を見ないまま神社の前の駐車場に到着しました。案外、奥まで道が続いているな…と思いながら…ところが…やっぱりあれがありました。
これがあるという事は、それなりの覚悟が必要かと思いながら…あれ…トレッキングはストックは杖と違い2本一セットだけど…ストックは5本…やや微妙な…。
そして、神社への道を見ると…
この橋の向こうには大きな岩場が広がっていました。ただし、コケで包まれ緑。いよいよ、覚悟の時…そして、晴れていたのに再び雨が降り出して…断念を覚悟して、岩をのぼっていくと…
あれ…案外あっけなく本殿を見つけてしまいました。
この構図は、どこかで見たような…まさに新宮とそっくりなサイズ感のおかしい杉が乱立している奥に本殿がありました。新宮神社以上に周囲に人工的なものが目に入らないだけに、自然に包まれていましたが、とにかく、コケがふかふかで布団のようです。だいぶしても痛くないんじゃないかと思ってしまうほどです。
本殿にたどり着きましたが、メンテナンスがとても綺麗になされていました。それにしても、どうしてまた、ここまで人里離れたところに神社を…建てるなんて…不思議ですね。
高賀山の麓に妖怪からの攻撃を守るために作られた高賀神社、瀧神社、金峰神社、星宮神社、那比新宮神社、那比本宮神社とついにコンプリートしました。
ちなみに、高賀神社においてあったパンフレットには6社1観音巡りという名前もありますが、1観音は実は「モネの池」のそばにある白谷観音がありますが、参拝済みでもあったため、間違いなくコンプリートになりました。
昔は、徒歩で6社1観音巡りをしていたという事ですが、1日で回りきっていたそうです。とても現実的には見えない巡りですが、今は車やバイクなどではおおまりになりながらも現実的には可能な参拝ルートになります。オススメ致します。ただ、一社一社の神社の趣をしっかり味わうためには、1日で回りきるのは難しいと思いますのでゆっくり巡ることをオススメ致します。