昨日まで目的が曖昧なまま東京でのお宅巡りのお話しが続いておりましたが、本来の目的は、本日の記事にあります、講演会に参加することが主となります。
コロナ渦においては、とにかくWeb講演ばかりでなかなか実感を持って参加した感覚もなく、Webの参加の場合、なかなか集中できないのがごまウシの癖ではありますが、本当久しぶりにリアルな会場での講演会となりました。
今回の講演会は、いわゆる睡眠に関連した講演会ではありますが、主催がメーカーさんでもあるため、立派な会場を用意していただくことができました。内容は細かく触れることはできませんが、臨場感があり、ごまウシも思わず質問をしてしまいました。
テーマとしては、睡眠という事になるのですが、睡眠に関しては、人生の中での1/3を占めていると言われている事柄だけに、ないがしろにはできないところがあるのですが、睡眠について向き合うと案外難しいものがあります。
かつては、とにかく寝てもらえればいいだろうというような感じで、睡眠薬を活用したりしていたわけですが、結果的に睡眠薬は、依存性があったり、脳全体への鎮静という事になってしまうことのため、転倒することや、記憶障害が出ることやら…副作用が存在していることが見て見ぬ振りをされていた経緯がありました。適切な睡眠をできることなら非薬物療法的に導入できれば一番なのですが、実情としては難しいところがありますね。
ただ、そうは言え、いつまでも、睡眠薬に頼りきりで副作用に目をつむるわけにはいかないため、どのような睡眠衛生指導を行い、また睡眠の把握をどのように客観的につかみ、指導をしながら、睡眠薬を使うとすればどうすればいいのか…などと言ったことを考えさせられる機会となりました。
また、ごまウシの分野における認知症の不眠もあるのですが、精神疾患による不眠も存在し、そのことも加味しながら睡眠をより心地よいものとして導けるようにするためには一体どうしたらいいのか…このテーマと向き合う事がごまウシも含め、多くの精神科を専門とするドクターのテーマでもあります。
睡眠薬については、便利は便利ですが、その薬を用意する、選択するのには、色々と専門科は悩んでいるんだなと言う事を分かっていただけると幸いです。
一番の理想は、自然に寝て、朝スッキリ目が覚めることですので、そのためには、ねるまえの環境をいかに整えるかにかかっております。ねるまえの考えごとをどうやって排除するか…などなど、みなさんに
も、眠りについて、前向きに注目していただけますと幸いです。