この記事は、8月の終わりに書いていますが、載せるタイミングは9月に入ったところになります。以前、残暑という言葉も触れておりましたが、夜のコオロギの鳴き声も始まりましたが、日中のセミの種類もどんどん変わってきていますよね。
ツクツクボウシが主役を占めるようになってきました。
今年の夏は、きちんとしたという表現は微妙ではありますが、梅雨が明けて、いい天気が一ヶ月くらい続いてから、秋雨に変わっていく、流れではなかったため、セミの舞台の変わり方は、いまいちわかりにくかったかもしれませんが…現在は、ツクツクボウシが支配していることは紛れもなく秋の始まりを意味しています。
セミについての知識は、あくまでごまウシの小学生時代の知識が中心となりますので、時代の流れとともに、知見が変わっているかもしれませんが、ごまウシの経験に基づいた、セミの活動の流れはこのような流れになっているかなと思います。
梅雨の最中に、チラリチラリと晴れ間が見えるときに最初に耳にするセミの鳴き声は、ニイニイゼミが中心に始まるでしょうか、山の中ではチッチゼミというとても小さなサイズのセミが鳴いていたりします。因みにニイニイゼミは、ウズラみたいなデザインのセミですね。
そして梅雨明けの前後から、アブラゼミが、昼間を中心に鳴き始め…夏らしくなった感と思える時期になります。
梅雨明けとほぼ同じタイミングで、西日本では、クマゼミがけたたましく鳴き始め、山沿いや関東、東北地方では、ミンミンゼミ、ヒグラシなどが鳴き始めてきますね。
盛夏と言われる時期は、アブラゼミ、クマゼミ、ミンミンゼミ、ヒグラシこの4種が支配をしていますね。
そして、お盆が過ぎた頃から、少しずつツクツクボウシが鳴き始め…9月頃には、ツクツクボウシの全盛期を迎えるという流れになっています。
季節の移り変わりを見ていくと、なかなか面白いのですが、セミに限らず、自然の営みは、人間が決めたルールより確実に自然のルールにきっちり守って、動いているようにみえます。
神社を巡りながら思うことは、もともとの日本の文化は、自然に逆らわず、そのまま受け止めていたように感じます。エアコンなどとても快適ではありますが、自然の環境もきちんと受け止めることも大切なのかなと想ったりします。
さて、これからは、秋の心地よさを楽しむ時期になりますね。