ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。

時刻表的生活習慣

 私は、定時に仕事が終わったときには、決まった電車に乗り、そして、決まった電車に乗り換えて、いつも同じ時間にある駅に到着し、そこから、徒歩5分ほど(確認していませんがほぼ同じ時間かけて)でフィットネスクラブに入り、そして、同じようなタイミングでだいたい同じ場所のロッカーを利用し、水に着替えて、シャワーを浴びて泳ぎに行きます。

 シャワールームに行くときはほぼ同じ時間という事になりますが、いつも億から二番目に同じカゴが置いてあり、いつも同じ方が、まさに私が隣のブースに入ろうとすロとひょっこり顔を出して、タオルをカゴからとる言う事を見かけます。振り返ると、どうでしょう…ずっとですね。いつもいつも…全く同じ光景が繰り広げられています。

 また、ある瞬間も同じ事が見られます。朝の出勤の電車に乗ると、私もそうですが、乗客は、いつも同じメンバー、そして座る位置もいつも同じ。そして私もいつも同じ場所に座ります。たまに違った人が座っていると、当の本人は気づかないでしょうけど、とても不自然に感じてしまいます。

 このような、いつも同じ時間に、同じような行動をしていることを時刻表的生活習慣と言ったりします。まさに、それが日々繰り広げられています。

 お仕事の通勤の場合は、同じ時刻の電車に乗るというのはごく当たり前のことではありますが、同じ車両はともかくとして、同じ位置に座るというのは、必要のないことですが、それでもみな同じ場所に座る傾向がとてもよくありますね。通勤や通学で同じ電車に乗られたりしている方には、理解できるお話かと思います。

 この同じ時間に同じように行動することは、脳にとってとても楽ちんな行動と言われています。思考を真っ白にしていても同じ行動はできてしまうことがあります。この行動パターンは、余計な思考をしたくない場合などには、ありがちなパターンで、この同じようなパターンの動きが、日常生活の全般にわたって行われるようになると、脳の機能が低下(退化)するほど使われないこととなり、生活の隅々まで同じパターンになる場合には、行動の柔軟性を司る前頭葉の障害を示唆しているとも言われています。

 生活の隅々までパターン通りというのは、起きる時間から、朝ご飯のメニュー、散歩のコース、そして、買い物のルートから買い物の内容まで全て同じパターンを毎日繰り広げてしまうほどのものです。さすがに、買い物の内容や食事のメニューは少なからずバリエーションが少しでもあるでしょう。

 このような、ワンパターン化した生活廃りに導いてしまう病気が前頭側頭揺変性証と言われている認知症の一つにあります。ワンパターンは、さらには行動の常同化二まで発展してしまうことがあります。1日中ガリガリ君を食べ続ける、毎日新聞を不思議な形に折り曲げ続ける。毎日決まった時間に用事もないのに同じ場所に訪問するなどです。

 このような、無意味なところまでワンパターンになっている場合には、専門医への受診をお勧めしたいところですが、いずれにしても前頭葉を使わない生活習慣は、ワンパターンそのものです。

 脳の老化を防ぎ、若々しく生活するためには、このワンパターンを解消し、様々な柔軟性を作るようにしてもらうと良いと思います。たかだか、シャワーのブースを変えるだけでもいいんです。それだけでも新しい刺激となります。

 そう考えてみると、私のプールでの水泳のメニューは…ワンパターンですね。プールに入り、ストレッチをした上で、ボビングと言われるウォーミングアップを100m、そして、1500m、そして、200m、100m、50m×4、残った時間はだらだらと…そして、驚いたことに、1500mの各50mはほぼ1分…30分と誤差15秒以内と言った正確さ…(遅いとかは言わないでください)。このメニューを頻繁に変えると、ちょっとしたことではありますが、頭の体操になることでしょう。しかし、メニューは変えられませんね…。

 

 まとめになります。このまとめもあるときとないときがありますが、何か主張したいときに登場しますが、今回は、是非脳の健康のためにお薦めな事として、ワンパターンをやめましょうという事です。バリエーションこそ脳のトレーニングになります。日々多様な生活をすることが脳の健康には最も良いことです。