ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。

認知症予防教室

 今日は久しぶりに認知症予防教室における認知症レクチャーをしてきました。認知症予防教室は、私たち病院側のスタッフとともに、場所と広報を担当する行政担当者とのコラボレートで近隣の自治体の公民館を会場として行っているもので、シリーズで行っています。

 認知症予防という事もあり、多くの参加者が一般の高齢者という事とともに既にこの教室に参加を自発的にしている時点で認知症のリスクの低い方々といった方が良い方々と言ったところですが、中には家族のはからいにより、家族に心配されている方が参加していることもあります。

 認知症予防教室は、基本的には、アルツハイマー認知症レビー小体型認知症と言ったような病気としての認知症を治療する効果はありません。しかしながら、いわゆる加齢に伴った認知機能低下については、抜群の阻止力もあり、さらには、アンチエイジング効果もあると考えられています。もちろん、病気としての認知症の方々は、病状として活動性の低下があるため、この活動性の低下がさらなる認知機能の低下をもたらすため、認知症予防教室といった活動に参加することは、決してマイナスにはならず、取り組み方次第では、薬物療法並みに認知機能の低下を遅らせる効果を発揮することができると考えられています。

 地域の行政の担当者は、とにかく、高齢化社会の中で元気な高齢者が多くいることが必須事項という事もあり、積極的にこの認知症予防教室のようなイベントにかなり力を注いでくれているので、とても頻繁に講演活動をしてきました。

 しかし、今回本当に久しぶりの認知逍遙教室でのレクチャーでした。そうです。やはりコロナ感染症の影響がもろに出てしまっているのです。いわゆるマンボウや緊急事態宣言が発動されると、活動の場である公民館の使用が止められてしまいます。そのため、これらの活動が休止状態となってしまうのです。

 この結果として、元気な高齢者の方の活動の場がもちろん奪われてしまうばかりか、家族が心配して参加を促した方々も活動の場を失ってしまう形となってしまいました。以前に高齢者のコロナ感染症の影響について触れましたが、明らかにこの1年間で認知機能の低下が目立つようになってしまいました。元気な高齢者の方は、感染症に対しては非常に敏感に情報を収集しており、しっかりとマスクをした上で、ワクチン接種については、電話での申し込みに限らず、ネットでの予約などもできる人たちが多く、適応性は非常に高いのがすばらしいのですが、やはり、自宅で過ごすことが圧倒的に増えてしまっていることは確かです。お庭のメンテナンスや畑での野菜のお世話などの活動をされている方が多いものの、特に男性陣は、どうも自宅にこもりがちになっているようで、認知機能の低下を促進する状況が現在も続いています。

 どうしても批判的な言い方にはなってはしまいますが、東京オリンピックでお酒の提供…と言った報道がされていた最近ではありますが、活動の制限をし続ける状況をさらに長期化させるような利権に絡んでいそうな動きは、国民全体の元気さを落としてしまうように感じてしまいます。飲食店でのお酒の提供の制限は、若い人たちに限らず、高齢者の方の社交の場をやはり奪っている形となっています。どのような対策が、本当のベストか私にも十分な答えを持ち合わせているわけではないため、無責任な言動に放ってしまいがちではありますが、なんとなく中途半端な活動制限が、不充分な感染抑止を継続させることにより、不完全な行動制限をより一層冗長させてしまっているように感じられます。大変ではありますが、やはり、外国で実際に医jッ視されているような、もっともっと明瞭な行動コントロールを積極的に行うべきではないだろうかと思ってしまいます。強い制限には多くの犠牲を払い、それに対する代償を国は背負うこととなり、鹿も敏速に対応をしないといけないため、不備などを悪用する人たちも増えるため詐欺的なことも増えるのは事実かも知れません。しかし、やはり、メリハリをつけて、短期決戦で押さえ込むことが,中途半端な取り組みよりも、経済的にも現実的にもさらには一人一人のためにもなるのではないかと思うところです。

 

 結論ですが、もちろん、久しぶりの認知症予防教室の活動は大変うれしいものであったのは確かですが、やはり、この中途半端な、行動制限の状態が、いち早く終了となることを大いに祈りたいところです。