ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。

コロナ、いろいろ情報出てきたけど、まだ油断するな!

 最近、新しい情報としてコロナの流行を抑えることができるかもしれないという報道がありました。みなさんも耳にしたことがあるかもしれませんが…。

 お茶のカテキンが、コロナウィルスを減少させることに一役になっているという事を発表した大学の教授のお話をニュースで耳にされたのではないかと思います。もちろん、いいお知らせであることには間違いありませんが、この報道については、かなりの説明不足な点があることは否めませんが、注意深く聞いているとその点をひもとく情報があります。

 やはり、新型コロナウィルスの影響は、もちろん感染して重篤な肺炎に襲われる危険性があるという危険性のお話だけにとどまらず、新型ウィルスだから、人類がほとんど免疫を保有していないことから、集団感染を起こすという事も大きな問題であり、かつてあったスペイン風邪ほど人口が激減するほどのバイオハザードではないものの、グローバリゼーション化した現代の人類における最も避けたいバイオハザードに直面していることは確かなのです。

 このような人類の危機に対して、やはり最先端の研究に取り組む研究者にとっても、コロナ克服は、大切なテーマであり、さらには、コロナに限らず、これからの新型ウィルス感染症の流行に備えた次世代のバイオハザードに向けた準備のための研究も盛んに行われることとなります。

 さすがに新型コロナウィルスに対する脅威が発生してから1年以上の時間が経過した今では、様々な対策方法が出てきていることは確かなのです。この研究者がこの1年没頭してきた研究の成果が少しずつ発表できる段階に入ってきたことは確かに非常に喜ばしいことであり、いよいよ、安心してコロナに太刀打ちできる段階に来たのではないかと感じることのできる状況になってきたと考えることもできます。

 しかし、気をつけないといけないことがあります。新しい知見に対しては、これを第三者が複数回にわたり検証し直す必要が出てきます。代表的な話題を今回出してみようと思います。

 かつて、STAP細胞という万能細胞の発見を報告した研究者がいましたが覚えていらっしゃいますか?そうです、小保方さんの研究です。その後いろいろとおかしなお話が出てきました、そのことは置いておいて、せっかく世界中が驚くような発表があったにも関わらず、どうしてあのような状態になったかというと、STAP細胞は、研究論文に基づいた取り組みをして実験の再検証を行おうとしたものの決してSTAP細胞は生まれてこなかったことが多く報告され、現実的に再現性のないSTAP細胞に対する疑念がわいてきたわけです。疑念をいろいろと追求した結果として、あのような状態になってしまったわけです。

 もちろん、再現性の検討には、同じ結果をもたらすだけでなく、有効性についての再検討については、十分な有効性があるかどうかの検証も行われるわけです。

 現在登場している新型コロナに対する対策の発表は、検証はこれからになるものがほとんどという事になります。

 最初に触れましたカテキンが新型コロナウィルスを抑制することができる方向クについてです。カテキンの抗ウィルス効果については、以前から言われていたことなので、それを実際に証明するための研究が行われたという事になります。それが、しっかりとデータで証明できたという事で報道されたわけです。しかし、研究においては、一つ報道の中で小さく扱われてしまっていることがあります。それが「試験管ではコロナウィルスを減らすことに成功した」ということです。そう、試験管でのお話です。報道では、この試験管という事は小さい扱いはされていまいたが、解釈としては、「緑茶を飲んだり、うがいに使ったりすれば、コロナウィルスを口腔や咽頭から減らすことができるので、感染抑止につながる」と言った形に変化を遂げていました。おそらく、この報道を受けて、カテキン含有のうがい薬などが登場してくるのではないかと思います。あくまで検証前情報を拡大解釈するととんでもないことになるという事もありますが、さらに言えば、あくまでカテキンという物質がウィルス抑制効果があることをコロナウィルスにおいても確認したに過ぎません。うがいが効果があるとか飲むことでコロナウィルスを減らすことができることを証明したものではありません。とんでもない勘違いになります。

 冷静に考えてみると、今当たり前のようにお店などの出入り口には、アルコール消毒スプレーがおいてあります。すなわち、アルコールは新型コロナウィルスを除去するには抜群の効果があることを証明され、さらには検証済みであることを示され、実際に活用されているという事になります。コロナウィルスを死滅させる効果が試験管レベルでは、かなり以前からアルコールについては証明済みであることでもあります。この情報を受けて考えれば、アルコールの一つであるお酒を飲んでいれば、コロナウィルス感染の抑制につながっているでしょうか?むしろほろ酔いにより無警戒に大きな声でしゃべってしまうようになるため、むしろ、お酒を提供するお店でのクラスターが発生しやすいという結論になってしまっています。言い換えれば、実際にお酒を飲んでもコロナウィルスの感染を抑止することには全く役に立っていないという事です。

 …と言うことは、カテキンを多く含む緑茶を飲んでも、おしゃべりをすれば、コロナ感染は広まってしまう可能性が高いという事を示しています。私にはなんとなくですが、アルコールの方がカテキンよりもウィルス除去力が強いように思えて仕方がありませんが、実際、お茶を飲むことでウィルス感染を抑制してくれるかどうかについては、これからの検証にかかります。

 

 異常から、結論としては、コロナ感染症に対する対策につながると考えられる新しい情報は、徐々に出てきていますが、まだ検証が十分なされていませんのでまだまだ油断してはいけないという事です。マスコミの報道は、くらい報道ばかりもよろしくない配慮もあり、前向きに解釈する報道につながることも多いですが、情報は冷静にくみ取って、ゆがめないようにしていく必要があるという事です。