ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。

デマ情報か、不確かな情報か…見極めに必要な冷静さ---1---

 最近耳にする情報が、不安から真実のような語られをされているのを見て…ちょっとまずいのでは…と感じたので、見極め方を検討してみたいと思います。

 

 まず…この情報から…

 

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 コロナワクチンについて副反応が心配されているが、情報筋によるとワクチン接種は、その後後遺症につながり、5年以内に重度の心疾患をもたらし命を落とす可能性が高い。ワクチンを接種すると5年で死に至る恐ろしいものなので、打たないように

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 この情報に対してどう感じましたか?落ち着いていれば、「こんなのはデマであることは明らか」って感じることはできたのではないでしょうか?でも一方で、「怪しいけど、火のない所に煙は立たぬというから…怖いなぁ」って思った方もいるのでは?

 

 もちろんこの情報は、おそらくデマでしょう。「おそらく」を付けなくていいのではないかとまで言われそうですが、一応、一番最初に情報をまいた人がいるはずですのでその方にささやかな敬意を表して「おそらく」はつけておきます。

 この情報の危険性は、不安を増強しているところにあると考えられます。様々な情報からワクチンの副反応は強いということが、知られています(実際具体的なデータも示されていますが、そのデータよりも報道が多いことのほうがインパクトがあるでしょう)。気づけば、不安と恐怖だけが独り歩きしています。そのため、この「情報筋」という不鮮明な情報であっても、実際に起こるような錯覚に駆られます。そして、さらに、冷静に考えるとわかるのですが、コロナのワクチン、世の中の登場して、1年未満です。なぜ5年先のことがわかるのでしょうか?この5年先のことを指し示す予告に根拠が何一つ示されていないにもかかわらず、必至のように感じてしまう…。本当に必至でしょうか?ちがいますよね。

 はっきり言えば、「5年後のことは誰もわからない」ということになります。わからないところに、誰かが答えを当てはめてしまったのがこの情報になります。ワクチンの製造や開発に携わった方々は、「そんなのあるわけがない」と断言されると思います。もちろん、私も冷静に考えている限り「あるわけがない」と断言します。しかし、「おそらく」を付けているのは、「絶対か?」と聞かれた場合には、「絶対とまでは言えない」と答えざるを得ないからです。

 不安をあおっている状況の中でまずありえないと考えられるが確実にさ示すことができない不安定さを漬け込んで、根拠のないデマ情報を埋め込んでしまうと、このデマ情報がまるで真実なように感じられてしまうのです。川辺に転がっている石を拾い上げて「この石は5年以内に爆発します」と言っているようなものですが、ありえなくても、絶対かって言われれば、絶対を言い切るほどその石についての情報を持ち合わせていないというのと同じです。

 私個人的な意見ではありますが、ワクチンは、多くの専門家が、冷静に冷静に開発し、販売をしたいとはいっても企業体は威信をかけての売り出しですので、副反応が多いと会社が認めたうえで販売している限り、副反応は多めなんでしょうけど、本来の目的である症状軽減は大いに期待できるため、ぜひ打っておきましょう…となります。