■瀧神社-2
前回の記事に引き続き、高賀山六者巡りの2社目の瀧神社のお話を続けたいと思います。
前回はまだ鳥居をくぐる前の段階の石畳のお話だけで終わってしまいました。石畳の道をたどっていても十分満足なわけですが、記事となれば、あまりのリアルさは伝わったかどうかですが…
しかし、石畳を終えると目の前に現れるのが、この鳥居です。
まさに、神域へ…
と言った雰囲気を醸し出しているところではありますが、とにかくコケがすばらしい。この鳥居の周辺はとにかく写真スポットとなっていると考えられ、カメラを携えた方には、何人も出会いました。4回お邪魔していますが、半分の2回は、朝の早い時間でも、写真を撮りに来られている方がいらっしゃいました。
もちろん、ごまウシも、負けじと写真を撮っているわけですが…。
小さな狛犬の子供(?)とともにたたずんでいる姿ですが、とてもすばらしい風格がありますね。右側の狛犬と左側の狛犬とではコケの量も違ったりします。
左の狛犬は、鞠を足で止めている姿になりますが、ライオンのようなコケの生え方がすばらしいです。これだけコケが生えているものの、周囲には落ち葉も少なく、やはり、お掃除はしっかりなされているようです。もちろん、狛犬を綺麗に磨いてしまって、この風情を萩尾としてしまうことは決してされてはいませんが、人工物が自然と同化する様を見せているようです。
さて、ここからが神域での参道に入るわけですが、ひたすら階段が続きます。
そして、ちょっと脇道それたところに、猿丸大夫の碑というものがありました。
完全にコケに包まれ、一体何だったのか…さっぱり分からずの状態ではありますが…。さすが…と言うところでしょうか。そして、この猿丸大夫の碑の隣には、意味深な石碑がありました。
奥山に
もみじふみわけ
なく鹿の
声きくぞ
秋はかなしき
まさに、この時期のお話と言うべきところですが、今のところ鹿に遭遇したことがありませんが、その前に、鹿の鳴き声は…どうなんだろう??
もみじもあまり見かけなかったところではありますが、道中にはまだまだ青々とした紅葉がありました。
さて、出し惜しみのようですが、今回の記事はここまでとします。次が最後になりますが、神域の究極の場所のご紹介をさせて頂きますね。