ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。

認知症学会

 日本認知症学会に、参加をしてきました。ごまウシが錦糸町にお泊まりをした、最も大切な目的になります。このところ学会への参加の熱意が低下しているのか、逃亡癖があるので、気をつけなければと思っているところでしたが…

 さて、会場となっている場所は、知っている方は知っているでしょうし、東海道新幹線で富士山を眺めることができた方は、最後の東京駅の締めくくりで荷物をまとめながら窓越しに目に入る大きな凸レンズみたいな形をした建物を見たことがあるのではないかと思いますが、東京駅と有楽町駅の間に立つ、東京フォーラムと言うところ会場となっています。

 

 東京駅から地下で行きますと、この方の美術館に出会います。

www.mitsuo.co.jp

 ほっこりと、素朴な気持ちになりたいのも山々ですが、そこを通り過ぎてフォーラムの中に入ります。

 ごまウシは、地下を使わず、地上からアプローチしました。

東京フォーラム中庭

 東京駅側から入り、有楽町駅側を見たらこんな感じで、東京フォーラムは、実は3棟の建物で構成されていることが分かります。

学会案内

 有楽町側から見ると、こんな看板が設置されていました。今年は、老年精神医学会との合同開催ですが、ごまウシの記憶にある限り、何回か今までも合同で開催したことがあるようです。合同開催の場合は、当然参加者の人数が多くなる傾向がありますが、テーマも少し広がるために、興味の持てる内容が見つかりやすくなりますね。

 

 ごまウシは、アルツハイマー認知症などの治療についての分子生物学的な探求については、老化現象のせいなのかついて行けなくなり、やはり現場でとにかく必死に取り組んでいるケアについて学ぼうとしているところがあります。

 今回、積極的に参加をさせていただいたテーマは、認知症における気分変動と認知症に関連した行動障害の理論的探究について学んできました。

 

 認知症になると、イライラに限らず、抑うつ気味になったり、こだわりが強まったりすることがよくあります。それも認知症の初期から軽症の頃です。

 この頃は、自信の異常を自覚しやすく、今まで当たり前にできていたことができなくなってきたことに対しての自信への不安と怒り、罪悪感などが錯綜するようになり、また、他者からそれを指摘されることに対しての羞恥心から逆ギレするような怒りと言ったようなものを感じやすくなります。このような症状に対してどう向き合ったらいいのか…なかなか難しいテーマです。

 もちろん認知症に限らず、体調不良で自分自身が思い通りに動けなかったときにイライラや不安、罪悪感に駆られる体験は誰しもがしていると思いますが、これが、認知機能面で発生してももちろん発生するわけです。ただし、違うところは、認知機能の低下をベースとしているため、上手に他者に伝えることができなくなっている部分もあり、また具体的につかみにくい症状に対して苦悩するため、客観的理解も難しくなります。

 

 また、そのような認知機能の低下をしていると、誤った動作や行動が伴うこととなるのですが、その行動については、無茶苦茶に考えていると思われがちですが、認知症になってしまった方々からすると、その認知機能の低下した中で必死に論理的に考えているんだという事を理解することがとても大切になります。

 

 ごまウシはそのようなことを学んできました。語り出すと長くなるテーマですね。

 ただ、なかなか答えが出ない事柄でもあるので、向き合っていてもなかなか支えてあげられず苦悩する日々が続いてしまうことがあります。ごまウシの主のお仕事はそういった方々とその方を支える方々のこころの支えとなり、そんな中でもみなが幸せになれるようにと支援していることです。

 …自分で書きながら、赤面するほどの綺麗な言葉を並べてしまいました。

 読まれた方は、相当にトーンダウンしてみていただくとよいかもしれませんね。