ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。

自分だけが…を捨てる

 前向きな気持ちの時でも、後ろ向きな気持ちでも、自分の思っている方向性をきちんと見据えて進むためには、自己に対する客観的な視点というものが大切になることが多いと思われます。

 

 前向きな気持ちの時の場合は、「自分だけが頑張っている、自分だけが、取り組んでいる」と行ったような、自分が先頭に立って、取り組んでいたりしているようなイメージがわきやすいものです。前向きな気持ちはとてもすばらしいのですが、「自分だけが…」が結果的には、チームワークの破綻につながることがあります。周りを置いて行ってしまうようなそのような動きになりがちですね。

 世の中は自分を中心に回っているわけではありません。言葉にすれば当たり前の事になるのですが、没頭しているときにはそれがみえなくなってしまうことが多くあります。

 物事が、順調に前に進み、そして、自分の活力が、さらに高まっているときこそ、「自分だけの実力」でこの状況を導き出せたものだと思わないようにすることが大切と言えます。

 冷静に考えると、例えば、一人で事業を取り組んでうまくいっているとしても、その事業に対して、様々な形で、協力者がいるはずです。家族であったり、友人であったり、時にはお客さんであったり…。そのような人たちからの力が、事業をうまくいく形に導いているものです。このような力添えは、運命とも言えるような出会いからできあがっているものもあるでしょう。順調であっても、自分だけの実力で成し遂げたものであるとは決して思わないことにより、周囲への感謝の気持ちがわき、その結果がおそらく態度に表れることでしょう。そうすると、結果的には、周りから慕われる存在となり、さらに周りから力添えをいただくことが出来るようになるでしょう。

 

 後ろ向きな状況の時は、さらに、「自分だけが不幸だ、自分だけが失敗している、自分だけが苦労している…」と言ったような思考になりがちで、このような考えを持っているときには、厳しい状況がさらに厳しくなっているように思えてしまうことが多々あります。厳しい状況の時には、どうしても食いしばって、なんとかなるように舞えぬ進まなければならないことが多いのですが、それが、心理的に重たくなり、断念する方向に気持ちが向いてしまったり、回避的な気持ちになってしまったりすることが多々あります。

 しかしながら、このようなときには、そっと周りを見てみるといいと思います。苦労をしているのは自分だけではありません、自分よりもよっぽど厳しい状況の中でもなんとかかいくぐっている人はたくさんいます。そして、自分よりも厳しい状況であるにもかかわらず、その状況からV字カーブで乗り越えている方もたくさんいるのは確かです。

 自分だけが…と思えば、そのような、厳しい状況でもチャンスを生かして乗り越えるすべを見失ってしまうことになります。

 

 さぁ、みなさん、「自分だけが…」思考を捨てて、周りに目を向けてみましょう。