日没が遅くなると、嬉しいことに、夕暮れの雲行きを目にすることが出来るようになりました。来週あたり(この記事が掲載される頃)には、徐々に雨の天気が増えてくるので、すがすがしい夕方のそよ風を感じることは難しくなるかもしれませんね。
さて、本日は、帰りの駅までのしばらくの間、ひとつの雲に注目して、てくてくと歩き続けてみました。反省点がひとつ…望遠を使ってしまったため、サイズがぶれてしまった可能性が高いですが…形だけに注目して頂ければと思います。
目の前に、少し目立った積雲がありました。と言っても積乱雲とはとてもかけ離れた小さな積雲です。
上昇気流があるのでしょう、上にもりもりとしていました。厚みで、雲の底は黒っぽくなっています。このクモの成長を見守っていこうと思いましたが、数分後には…
上に伸びていたもくもくが凹んでしまい、少し、したの黒い部分が下がってきたようにみえました…。このまま、したは雨となって落下してくるのかしら…と思いながら、引き続き観察を続けていくと…。
15分ほどで、あの積雲は、ここまで小さくなってしまいました。「蒸発」してしまったような感じですよね。
乾燥した涼しい風が吹いているこの時期の空気では、地表の気温が上昇して、上昇気流が出来ても、雲にまではならないようですね。
ちなみに、推測でしかありませんが、この雲の真下あたりには、木曽川という大きな川が流れています。川からの水蒸気が少し雲を作ってくれたのかもしれません。
実際の観測は異なるかもしれませんが、色々と想像を膨らませると、単調な帰宅時間も楽しめますね。
みなさんも、雲を眺めながら帰ってみてはいかがでしょうか?
くれぐれも正面の電柱に突進しないようにご注意ください。