ごまウシは、とある手続きのため、銀行員の方と対面し、書類を書きながら、印鑑を押すという作業をしておりました。
印鑑については、銀行員の方に代わりにおして頂いた訳なのですが、押印技術の素晴らしさに感激をしてしまいました。
ただ、印鑑押すだけなのに、「押印技術」という言葉を使ったのは、まさに職人技…と感じたからなんです。
みなさん、印鑑は、スムーズに押せますか?ゴム印やいわゆるシャチハタと言われる印鑑ではなくて、固い素材に彫り込まれた印鑑です。
きちんと、欠けることなく押せているか、インクがつきすぎていないか、ずれてにじんだりしていないか、きちんとイチが整っているか、最後に押す位置は大丈夫かなどです。
朱肉に印鑑を押しつけて、そして押すべき所に印鑑を持って行って、ぐっと押しつけて、押す。…ただそれだけですが、修正が効かないような公文書だったりする場合はいかがでしょう?
ごまウシは、印鑑を押そうと思っても、ついつい震えるような感覚となり、にじんでしまったりずれてしまったり…そして、欠けていたりとどうしても100発100中ではありません。
銀行員の方はさすが日頃の押印になれていらっしゃるだけあるなと、思わず、その押印技術に見とれしまいましたが、とにかく、ぱっぱっぱと早く確実に適切な箇所に欠けることなく方向も適切ににじむことのないくっきりした印を圧して行かれました。
銀行員と言えば、紙幣の数え方がすばらしいという印象がありますが、今は紙幣を数える機械があるため、銀行員の方がみな紙幣を素早く数えられるとは限りませんが、印鑑を押すことについてはとても日常的にされているので、綺麗に素早く押すことについては手慣れたものと思われます。
ごまウシから見ると、これはすばらしい技術に感じてなりません。
職業技術というものは、もちろん、その基本的なノウハウもありますが、経験と日頃の仕事ぶりが、やはり、その方の仕草に反映されますね。
日々頑張ってお仕事をされている姿をまざまざと見せられた瞬間でした。
ごまウシも頑張ろう…と思ったひとときでした。