ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。

従業員と経営者の視点

 ごまウシの今までの経験では全て従業員という立場での経験でした。そういう意味では、従業員のプロと言ってもよいでしょう。一方で経営者といてば、初心者マークもまだ持たせてもらえないほどでもあると思いますが、現在、学習中といった方が良いでしょう。

 

 従業員としてのごまウシに、理事長は、経営者としての視点と従業員としての視点の違いについて語ってくれたことがありました。

 「わしは、逃げも隠れも出来ない、おまえ達は、いやだったら別の所へ行けばいい」

 この言葉は、乱暴にも聞こえますけど、とても深い意味があると感じました。経営者は、どんなにその状況が厳しくても、その事業から逃げ出すことは出来ないし、責任の全てを背負うことになります。そのため、全力疾走で事業に取り組む姿勢になるわけですが、従業員は、経営者に忠誠を誓ったとしても、仕事内容次第では忠誠心がゆがんでしまったり、責任についても逃れるような発想が芽生えてきたりします。その時、いわゆる経営者の鞍替えをする事が可能となるわけです。経営者が鞍替えすることは出来ません。

 

 そのため、進む方向が大きく変わってしまいます。経営者は、経営のために戦略を講じるわけですが、従業員は、経営者に対する忠誠心に対して戦略を講じます。そのため、忠誠心に基づいた取り組みとしては、自分の力量を存分に発揮するために、事業の中の資材を最大限活用しようと考える方向を向きます(プロジェクトを立ち上げるときには、そのプロジェクトが経営者の理念に合うように、最高の性質で最高の力量を持ったものとなるように最大のものを考えるようにします)。そのため、結果的には、従業員の視点では、予算がたりない、人がたりない、場所がたりないなどなど、たりないばっかりになります。

 一方で経営者はミニマムの資材で最大の収益と考えるため、できる限り省スペースで、省力、少人数、安価で結果が大きいプロジェクトを考えたくなります。そのため、従業員から、人がたりない、予算がたりない、場所がたりないと言われると、イライラとしてしまうわけです。

 

 この意見の対立を解消するためには、やはりお互いの立場をわかり合うことが重要なのでしょう。さて、それが出来るでしょうか?

 なんて言うことを考えてしまうごまウシですが、従業員としては、20年以上のキャリアがありますので、従業員理念は理解しやすいのですが、実際経営者の立場に立ったときにどこまでその従業員理念を実際の従業員と照らし合わすことが出来るでしょうか…。