さて、長良天神神社をお参りしたあと、鷺山の麓にある、2社をお邪魔するつもりで、Google Mapにて神社検索し、山の麓の神社をマークしてナビゲートしてもらいました。
確か、今日の巡回コースは、岐阜環状線という幹線道路を越えるのは、鷺山の巡回のあとと思っていたのですが、ナビに従いながら歩いていると、なぜか環状線を越え、岐阜北警察署も越え…あれれ?と思いつつ、鳥羽川というか渡ったところで到着しました。熊野神社です。
赤い鳥居がとても印象的で、静かなとても素敵な神社です。まだこの時点でも、この神社が鷺山の麓の神社と思い込んでいます。鳥居をくぐりますと、空気が一気に変わりました。以前、可児市を横断したときに、可児のお千代保神社にお邪魔したときと似た空気でした。湿気がすばらしく、足元は、キノコの群生がたくさん…ちょっとグロテスクであったため、載せませんがびっくりしました。
とても静かな雰囲気にしばらく、気持ちがすっきりするまでお休みしたところで、鳥居から、そうそう、岐阜城をとらなくては…。
岐阜市を知らない方も、先ほどから見えていた岐阜城の山(金華山)の形はなんとなく分かるかと思いますが、きっと頑張って歩いている事を分かってもらえるはず。
なんて、自己満足をしたところで、ふと、右側に、こんもりした山を発見し、あんなところに山なんかあったかな??と思ったところで、ここが鷺山の麓でないことに気づきました。
予定通り回れるかどうか不安になりましたが、寄り道も、これも、大切神々のお宅巡りということで、次はきちんと鷺山の麓を目指しました。そうそう、熊野神社ではなく、北野神社でした…
だいぶかかりましたが、鷺山の麓の北野神社に到着しました。鷺山は斎藤道三がお城を築いたところで、斎藤道三の石碑がありました。
本殿は、まるで宝物庫のようにも見える真っ白な建物でした。
お参りを終える前から、北野神社には、先客がいらっしゃいましたが、耳が遠いおじいさんらしく、とても大きな声で、親族と思われる方に電話をかけていました。「わしはもうこの夏を乗り越えられないと思うから、是非会いたいんじゃ」と深刻なお話をされていました。大きな声なので、聞かないようにしていても耳に入ってきます。(もう夏は終わりなのに、この夏が越えられないって、かなり深刻じゃないか…なのにこの大きな声と、自転車でこの神社に来られているミスマッチが…なんとも)。一瞬認知症の症状が頭をよぎったのですが、とても失礼なことで、非常事態宣言から、解除予定まで理解されており、予定を組みたいとしきりに言われていました。ご自身がいまいる北野神社についても親族にお伝えされていて、それが、ちょうど神社の説明になるようなことを言われていたので、深刻なお話ながら、ついつい拝借しちゃいました。斎藤道三のお話は、このおじいさんが、親族に説明されていたお話です。
お祈りではこのおじいさんが、きちんと夏を乗り越えられることお祈りしておきました。余計なお世話ですが…。
さて、鷺山から岐阜城を眺めるとこんな写真になりました。
岐阜城よりも、12時過ぎのこの時間あたりから、モクモクした雲が増えてきたことを感じました。夏の空ですね。
北野神社から次は鷺山のほぼ反対側にある白山神社をお邪魔しました。
素敵な大木がお出迎えしてくれました。階段を上っていくと、今度は、おじいさんではなく
外国人カップルが、あろうことか手水舎をテーブルのような感じで手水舎周囲の溝に足を入れて座っておしゃべりをしていました。水は出ていませんでしたが、奇抜な手水舎の活用の仕方にびっくりしました。私がお参りをして、その後振り返ると、不思議そうな顔をしていました。神社とは…と言うこと自体をご存じないのかなと思いましたが、強要するものでもないので、憩いの場として活用していただくことは神様は決して拒んでいるわけではないはずなので、そのまま、私はあとにすることとしました。