前回の引き続きですが、南宮御旅神社をあとにし、ひたすらの田園風景を見ながら、用水の水の音に耳を傾けながら、歩くこと1時間ほどでしょうか、伊冨岐神社に到着です。南宮大社が一之宮に対して、この伊冨岐神社は二之宮と言われる神社となります。鳥居が調べるところ、だいぶ離れたところにあるため、今回立ち寄りませんでしたので、石碑のみですが…。
南宮大社とは異なり、人の気配を全く感じないところではありますが、風情はとても感じられる神社で、自然の中に溶け込みそうな感じになります。
砂利の参道を通っていくと、突然、自然の中に入り込むような形で、橋が架かり、本殿につながっています。
通常この橋は、神々のお住まいの場所と下界との境界線のようなものではあるものの、保存のためかわたることができないようになっているところが多いのですが、伊冨岐神社はわたることができるようになっていましたが、わたるとアキレス腱断裂になりそうだったので取りやめました。
そして、本殿を目にすると、びっくりするような巨木が目に入ります。
標準サイズの狛犬さんと比較していただくと分かるのですが、直径は2メートルくらいあったかもしれません。不思議と日本に枝分かれをしており、下の看板には、伊冨岐神社のご神体は、関ヶ原の合戦の猛火からはこの別れた枝のところにご神体を隠したことで焼失を免れたとありました。この多過ぎ自体もご神体と言っても良いのではないかと思えるものでしたので、じっくりと、さすってきました。
目立った大木はこちらの大杉ですが、本殿の反対側にも、大杉がありました。
この二つの大杉に囲まれた、伊冨岐神社、しっかりお参りさせていただきました。
伊冨岐神社はとにかく、自然の力強さをつくづくと感じさせる場所であり、二つの大杉は、とてもパワーが感じられたため、しばらく、なでながら、過ごしてしまいました。疲れていましたが、元気をもらったかもしれません。
南宮御旅神社より、この伊冨岐神社まで全く自販機が存在せず、のどがカラカラになっていたのですが、たまたま、伊冨岐神社の手水舎の水は、とても勢いよく出ていましたので(水道水というのがわかりやすい形で竜の口が出ていました)、申し訳ないと思いながらもがぶがぶと飲んでしまいました。コロナ渦においては、やってはならないとされることではありましたが、誰も人がいない手水舎ですので、しっかり、手水舎の水を活用させていただき、両手、口元、そして、余分に胃袋を清めさせていただきました。ちなみに、両手口は順番通り、先に清めさせていただいたのですが、胃袋については、あとで清めさせていただきました。伊冨岐様に感謝申し上げます。